日本の学生は中学生になるときに吹奏楽部や合唱部に入るか、それとも運動部に入るかの選択を迫られます。
私も小学生の頃まではピアノを習っていたのですが、中学生になってバスケ部に入り、練習する時間やレッスンに行ける暇がなくなって習うのをやめました。
しかしアメリカの高校生は、運動と音楽を両立している人がとても多かったです。
今回は、アメリカ人高校生の音楽へのかかわり方についてまとめていきたいと思います。
楽器をしていない方が少数派
アメリカで初めてあった人に「あなたは楽器を何か弾けるの?」と質問されることが多かったです。そこから派生する話題も多いし、みんな何かしらの楽器をしていました。
レッスンに毎日通っている人や、学校のクラブでコーチに習っている人、教会で演奏する人など音楽に触れる人がたくさんいました。
アメリカの音楽系の部活
音楽系クラブの種類
・オーケストラ部
・コーラス部
・ジャズバンド
・ミュージカル部
アメリカには上記のようなクラブがあり、誰でも入ることが可能です。人によってはすべてのクラブに入っている人もいました。
スポーツとの両立が可能
ホストシスターはラクロスとアイスホッケーとサッカーの3つのシーズンスポーツを一年中行うとても活動的な人でしたが、コーラスクラブにも音楽バンドにも入って活動していました。
その他にも学校内には楽器とスポーツ用品をどちらも持ち歩いている人をよく見かけます。

私の学校ではアメフトのキャプテンがミュージカルの主演をやっていたよ。
練習はいつやっているか
練習時間はランチの時間帯
ランチ1:ジャズバンド
ランチ2:コーラス
ランチ3:ブラスバンド
私の高校のランチタイムは3部に分かれていて、授業の兼ね合いから好きな時に昼食を取れます。また授業中の飲食も認められているため、授業中に食べてしまう人もいます。
ランチの時間帯の授業をとらなければクラブに所属して練習することができます。
また、3つの音楽のクラブに所属している人もいました。
家での練習量
例1・音楽好きの男の子
家では必ず練習3時間+外部でレッスン
例2・スポーツもする女子
練習は学校でのみ。楽器も持って帰らない
人によって様々でした。クラブに入っていると音楽の単位として認めてくれるので片手間にやっている人もいれば、本気でやっている人もいます。
ジャズバンドのみオーディションがあります。コーラスとブラスバンドは多くの人が気軽に参加できる雰囲気です。
演奏会はあるか
・学校内の演奏会
・学校対抗の音楽祭
・町のイベントでの演奏
中学生から年に数回、コンサートに出るチャンスが与えられます。学校内で親に見せる用のコンサートや、オーディションをして音楽祭に参加していました。
学校のミュージカルの演奏をしているのを聞いたときには感動したし、コンサートに行ったときも同じ高校生がすごくきれいな音色を響かせていて驚いたのを覚えています。
大学受験にも使える
アメリカの大学は、成績や試験ではなく課外活動を重要視していることは有名なことです。
そして、大学の願書に動画を添付することも可能になっているので自分の演奏風景を大学に送っている人もいました。
アメリカの音楽の授業
アメリカの音楽の授業
・音楽史
・ピアノ個人レッスン
・パーカッションなど
アメリカの音楽はとても充実しています。
日本の高校で音楽を習う機会がなかったので、気軽に誰でもクラスを取ることができるのがとても良かったです。
小さい頃から音楽に親しむ
日本はバイオリンとピアノを習い事で習う人がほとんどで、小学生で他の楽器を習っていると珍しく感じます。
小学校で楽器を教えてくれることはないので先生のレッスン代や楽器代でお金がかかってしまいまう上に先生を探すのも一苦労です。
小学生の頃からブラスバンドを始めて、そのまま高校でも続けている人が大半です。わざわざ学校外でレッスンを取らなくても、学校で1から教えてくれるため色々な楽器に挑戦していました。
アメリカでは小学校が楽器を貸し出して、多くの人が小さいころから楽器を習っている!まとめ
アメリカ人の高校生は、ほとんどの人が音楽に精通していました。私も楽器ができれば留学生活がまた変わっていたのではないかと思っています。
楽器が出来る人は学校のブラスバンドに入ると楽しいと思います。
スポーツも音楽も色々なことに挑戦出来る機会が与えられているアメリカ人が少し羨ましく感じました。
コメント