
日本の高校生って毎日塾で忙しいイメージだけど、アメリカの高校生って勉強しているのかな

宿題はたくさん出るけど塾に行っている人は聞いたことがないな
私は高校2年生の時にアメリカに1年間留学していました。その時の高校生活をもとに、アメリカの高校生が普段勉強しているかについて紹介していきたいと思います。
塾に行っている人はいるのか
塾に行っている人には出会わず、私の町には塾というものが存在しませんでした。
ホームスクーリングで高校に行かずに自宅で勉強している人もいる
⇒ オンラインコンテンツが充実
ネットにはKhan AcademyやYouTubeの講義など動画が多く上がっていて、日本よりもオンライン学習が充実しているように感じました。
日本の大学:高校の成績が必要ない
アメリカの大学:高校の成績が大きな割合を占める
つまり、塾行く時間があるなら高校の宿題を完璧に仕上げる方が良い大学に行けるのです。
アメリカ高校生の一日の勉強量

基本的に勉強は学校から出された宿題のみ
⇒ 学校以外の勉強は1日1時間以下
宿題の量
宿題例
数学:教科書の問題10題
英語:課題図書30ページ
理科:プリント1枚埋める
学期中は毎日同じ科目の授業が繰り返されるので宿題は出された次の日には提出しなければいけません。
その他に、テストが近づくと自主的に勉強はするものの、取る授業数が少ないため、日本の期末テストのように何週間も前から対策する必要はありません。
自由時間に何をしているのか

男子:オンラインゲーム
女子:読書、ネットフリックス、絵を描く
シーズンスポーツをやっていると学校が終わってから2ー3時間練習があるので、運動をしている人も多かったです。
アメリカ人は勉強時間が少ない分、自分の趣味に充てられる時間が増えます。
アメリカの大学入試では学力ではなく課外活動やボランティア、人間性が重視されていることもあって学校外はアクティビティに参加している人が多かったです。
学校ではどれくらい勉強するの?
スクールバスが高校と隣にある中学校の生徒を乗せて帰る
⇒ 授業は中学生と高校生は一律で3時に終わると決まっていた
授業は100分授業を3つと45分授業を1つとります。
100分授業は英語や数学、社会科学系などの主要な科目、45分授業は体育や美術などの副教科でした。
アメリカの授業は選択授業
⇒11年生で卒業することもできるし、下級生のTAをすることも可能
大学入試テストに向けた勉強
大学入試テストは全国共通でカレッジボードが主催していますが難易度の高いものではありません。
SATの特徴
・科目は数学と英語のみ
・1年に何度も受けられる
・難易度は高くない
昔はSubject testといって科目のテストを2科目受ける必要があったのですが、廃止されることが決まりました。
最近はSATのスコアの提出すら求めない大学も増えているようです。
SATのためにわざわざ勉強しないという人も多かったです。
私のハーバード大学に行った友達もSATの勉強はしたことがないといっていたし、他の良い大学に言った子もテストは嫌いだから一回しか受けていないと言っていました。
数学には微分積分などは範囲外で三角形の面積を求める問題が一番最初に出てきた
⇒ 時間にも余裕があって満点を取るのも容易
大学での勉強量は異常

日本の大学生は全く勉強していないイメージがあります。
一方アメリカの大学生は勉強熱心です。24時間空いている図書館には夜遅くまで多くの学生がいて、課題を終わらせています。
就職活動でも大学時代のGPAは大切になる
⇒ 1つ1つの授業を手を抜かずに取り組んでいる印象
日本では出席のない授業に行かなかったり寝てたりしていますが、アメリカでは教授との距離が近くなっています。そして皆が積極的に質問をして授業に参加します。
少しでも疑問点があったら授業を止めて質問することが可能になっているのでわからないところをそのままにしている人はいませんでした。
アメリカの大学生では多くの課題図書が各授業で課されて、エッセイやレポートが多いのが特徴!まとめ
今回はアメリカの高校生の勉強量についてまとめてみました。日本と比べて、高校生は勉強時間が少なくなっています。しかし、大学生になるとアメリカ人のほうが圧倒的に勉強していることもわかります。
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