私は大学1年生の6月から駿台で個別指導を始めて、大学2年生の今では高校2年生1人と高校3年生3人の計4人の生徒を教えています。
週によっては6日指導が入ることもあるくらい多く働かせてもらっています。今回は2年間働いてきた経験をもとに駿台個別指導バイトのメリットとデメリットを紹介していきたいと思います。
駿台個別指導のメリット
①時給が高い
②シフトが柔軟
③同性を教える安心感
④やりがいがある
⑤生徒がつきやすい
時給が高い

時給は2000円スタートで、勤務状況に合わせて昇給していきます。交通費も出ます。
飲食店の時給は最低時給がほとんどだし、他の個別指導でも1400円や1600円が相場になっているので時給は良いです。
2年間働いて、昇給も3回あったので時給は高くなりやすいと感じます。
追記
3年目に突入するときに4回目の昇給がありました。
シフトが柔軟に対応できる

塾によっては毎週同じ時間の指定のコマにいなくてはいけないなどの指定がありますが、駿台は違います。
生徒と開始時間を決めることができます。14時45分始まりのような微妙な時間であっても生徒としっかりと確認すればそれでよいのです。
また指導日程は一番遅くて前回の指導日に決めればよいため1ヶ月まとめて出す必要もありません。
コロナが流行る前はお互いに学校があったので固定の曜日に同じ子を指導していたのですが、コロナで学校がなくなるとお互いの予定に合わせて様々な曜日に入れています。
同性を教えるから安心
駿台の個別では女性は女子の生徒、男性は男子の生徒と決まっています。
そのため生徒と仲良くなりやすいし、相談にも乗りやすくなっています。また個別の事務の人が志望校や性格を総合的に判断して生徒が決まるので相性が合いやすいです。

マンツーマンレッスンだから手厚く見ることが出来るよ。
やりがいがある
個別の指導はそれなりにお金がかかるのでやる気のある子が多くなっています。指導カリキュラムはないのですが、自分でやりたいことが決まっている生徒が多い印象です。
中学生ながら高校の勉強を始める子も多いし、医学部を目指す高校生もいるので自分の刺激になるし、指導の中で自分も一緒に成長していくことが可能になっています。
生徒がつきやすい

ネットで調べると「駿台に合格したものの半年連絡がこない」や「一人しか指導できない」などの声があります。しかし、私は受かった2か月後には1人目そのあともすぐに2人目の担当生徒ができました。
今は4人の指導を受け持っています。
同性を教えるので、女子の理系は特に需要が多くあったように思えます。
全体的にも個別に通っている人は数学や物理化学などの理系を習っている人が多いように感じます。
もし仕事がこないならば、他の飲食のバイトや家庭教師でつなぐのが良い思います。
私も駿台のバイトを始めたとき、仕事が来るかわからなかったので他で飲食のバイトと家庭教師も始めました。

駿台で生徒が増えてきたら、飲食店をやめたよ。
デメリット
①時間外労働がある
②働ける時間が限られる
③季節講習が忙しい
④指導がスーツ
時間外労働がある
2時間指導では2時間分4000円もらえることになります。
・生徒より早く着いておきたい
・授業前に小テストを考える
⇒10分前には駿台に着くようにする
授業が終わったら事務室で報告書を書いてバイトは終わりです。
チャイムがないため、時間でぶっちするのも申し訳なく、切りが良いところまで問題を解かせると指導時間が伸びてしまう傾向があります。
つまりその他のもろもろの業務で拘束時間は2時間以上になるのです。
働ける時間が短い
交通費も出るため、飲食に比べれば高時給だと思います。しかし、大学の授業があると1日に1人しか指導することができませんでした。

正直居酒屋などで深夜に働いた方が稼げると思う。
深夜時給は高いし、朝もモーニングから入ったり、長時間のシフトに入ることが出来るのは飲食店だと思います。
駿台は午後しか空いていないので、稼げる金額は比べて少なくなってしまいます。その代わり、半分の時間で同じだけの金額を稼ぐことは可能です。
季節講習は大変

夏休みなどの長期休みになると授業をたくさん入れる生徒がいるのでいつもよりも大変になります。例えば私が教えている子は、普段は月に2回の指導なのですが8月は週に2回の指導に大幅に増えました。
私も夏休みで時間があったので昼間の時間に入れられたのでそこまで負担ではなかったのですが、担任制なのでその子の指導が増えたら自分で対処する必要が出てきます。
また受験生を持っていながら、夏に海外旅行して指導できないや留学に行くとなるといい顔はされないと思います。
バイト同士で仲良くなれない
バイトの人同士で仲良くなれることはほとんど期待しない方が良いです。バイトの人と出会うのは学習報告書をロビーで書いている5分くらいの時間です。
先ほども述べたように決まった時間に一斉に終わるわけではないし、個別でブースに分かれているため指導中にお互いの顔が見れるわけもないため、指導者同士が会うことはそんなにありません。
指導がスーツ

基本的にはスーツで指導します。しかし、女子はオフィスカジュアルも許されているため完全なスーツでなくても大丈夫です。学校のある日は学校にスーツで行くのが恥ずかしかったため学校に着替えを持って行っていました。
必要なものはボールペンと時計くらいなので身軽に行くことができます。貸し出し用の教科書も充実しているので自分で用意する必要がありません。
学歴フィルターはあるのか

ある程度はあると思います。教室の前に講師のプロフィール写真があるのですが、国立、医学部と早慶しかいないです。
バイトの試験は国語、英語、数学と小論文と面接でした。試験は高校受験レベルのものになっていて、解き終わった後3つの科目の中から1つの科目を選んで指定された問題を面接官の前でのデモンストレーションします。
合格したら研修を2度くらい受けて完全に講師になることが出来ます。

一番緊張したバイトの採用試験だったよ。
駿台バイトはお勧めできるか
私は大いにおすすめします。とても指導は楽しいし、勤労条件も整えられているのでつらいと感じることはありません。
事務の方も優しい人が多く、対応がとても良いです。塾講師のバイトを探しているのであれば駿台はお勧めできます。
まとめ
特に大学1年生で塾講師バイトを悩んでいる人にとって少しでも参考になればうれしいと思って書きました。
大学生になるといろいろなことにお金が必要になるので、自分にあったバイトを探して稼ぐことが出来るといいと思います。
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