アメリカに留学に行きたい人は多いと思います。私も高校生の時に漠然とアメリカに留学に行きたいと思っていました。
しかしアメリカといっても場所によって180度雰囲気が違います。
例えばドラマで出てくるようなニューヨークやカリフォルニアのような都会に行くのか、それともカントリーサイドと呼ばれるバーモントやオハイオのような田舎に行くのかで留学生活は大きく異なります。
今回は都会か田舎どちらが良いのか紹介していきたいと思います。
都会はアメリカの中の1割にも満たない

Gossip GirlやSuitsなどのアメリカで有名なドラマで出てくる高層ビルが立ち並んでいて、夜も眠らない都会はアメリカのごく一部の地域になっています。
アメリカが広いことからもわかると思いますが、ほとんどは農場と山と森、砂漠が広がる田舎なのです。
私の交換留学プログラムでは留学先を選べなかったのですが、アメリカの都会部分に留学した友達はほとんどいませんでした。
もし選べるとしたら私は都会を選んでいたと思いますが、アメリカの人口400人の村に留学して帰ってきた今、再び留学先を選ぶように言われたら田舎を選びます。

どこでも住めば都っていうよね
都会のメリットとデメリット

都会のメリット
都会のメリット
・アクセスがよい
・遊べるところがたくさんある
・世界の最先端を知れる
アクセスがよい
田舎:自分でどこにも行けない
都会:地下鉄が発達していて車がなくても移動可能
日本人の高校生なら車を運転できないのは当たり前ですが、大学生であってもやはり異国の地で車を運転するのは難しいのと、車を持つのはお金がかかるので持ってない人が多いです。
日本では交通機関が発達しているので不自由に感じたことがないと思いますが、アメリカに来て初めて1人で行動できないことのストレスを感じました。
一度ニューヨークに住んでいる友達の家に行ったことがあるのですが、タイムズスクエアまでも歩くことができるし、休日は多く存在する美術館や博物館を楽しむことができました。
様々な人種がいる
都会に行けば行くほどいろいろな民族がすんでいます。
都会には多くの外資企業が進出しているので、日本人やアジア人が多くなっていると思います。
特に西海岸になるとアジアと近いこともあってアジア系の人が多くなっています。
様々な人種に出会う
⇒ 自分の視野が広がる

留学先の高校に日本人は誰もいなかったよ。
訪れやすい
田舎だと、日本から行くのが大変になっています。実際に私は12時間以上かけて2回の乗り換えを経てバーモント州に到着しました。また空港までも車で1時間以上かかるのでとても長い道のりでした。
また親が訪れたかったり、留学から帰ってきた後にもう一度訪れたいと思った時に気軽に訪れることができません。
そういった時にニューヨークやサンフランシスコの都会だと東京からも直通便があって気軽に訪れやすくなっています。
デメリット
物価が高い
田舎に比べて物価や家賃が高いのが特徴です。
遊ぶところは多くなっていますが、遊ぶのにお金がかかります。ちなみに私の留学先では遊ぶところがなかったので、いつもホームパーディーをしていました。

自分のお金を使うことはほとんどなかったよ。
田舎のメリット・デメリット
田舎のメリット
・田舎は犯罪が少ない
・勉強がはかどる
・物価が安い
田舎は犯罪が少ない
ニューヨークになると観光客も多い分、ホームレスや犯罪の人数も増えています。道を歩いてもホームレスがダンボールを敷いてお金を乞いているし、地下鉄に乗ってもホームレスがいます。
中には薬で頭がおかしくなって、騒いでいる人もいるのでとても怖く感じたのを覚えています。
特に夜は一人で出かけない方が良いと思います。またデモ活動も連日のように行われているので、身の危険を感じることが多くなっています。
一方田舎は犯罪率が低くなっていて、日本よりも安全になっています。以下のブログでも書いているのですが、家に鍵をつけなくても大丈夫なくらい犯罪は少なくなっています。
スポーツで活躍できる
スポーツをしたいのであれば田舎の方が圧倒的に良いです。強いのは都会の学校ですが、部活に入るのもトライアウトがあって留学生はチームに入れないことがほとんどです。
田舎は誰でもウェルカム
⇒ 初心者でも優しく受け入れてくれる
特にクラブチームで練習してる人もいなく、一年を通して学校のスポーツチームでシーズンスポーツを楽しんでいました。
もともとの学校の人数が少ないため、人数制限が設けられず、皆が活躍できるのが田舎のスポーツの良いところです。
勉強がはかどる
田舎には娯楽がない
⇒ 暇なときは家で勉強していた
授業も先生の目が行き渡るように少人数制になっていて先生の生徒へのケアも手厚くていつも教えてもらっていました。
都会では留学生用の英語の授業も開かれているかもしれません。私は現地の人と同じ英語の授業を取りましたが、自分を成長させてくれたと思っています。
また、田舎はネイティブスピーカーが多くなっています。
そのため、きれいな英語を聞くなら北部の田舎の方が良いように感じます。日本語を使う機会や日常で目にする機会もありません。つまり英語が上達しやすいのは田舎ともいうことが出来ます。
物価が安い
物価については、都会の方が高いです。だからといって田舎がやすいわけでもありませんでした。家賃や光熱費は生活費は田舎の方が安いのですが、食費に関しては同じくらいだと思います。
田舎の地域特産の高級な食材を使ったり、田舎への輸送費が高くなるのでスーパーの商品は高くなっている印象がありました。

全体の物価は日本とほとんど変わらないと考えていいよ
田舎のデメリット
日本食が食べれない
都会に行けば日本食のお店もあるし、ある程度不自由なく過ごすことができます。
田舎では日本食を食べることがありませんでした。まず家庭に炊飯器がないし、ご飯も日本のお米が高くてなかなか買うことができませんでした。
また、お刺身のような新鮮な魚も食べられないし、日本の調味料も高くなっています。
人にもよると思いますが、私は日本食を食べなくても特に恋しいとなりませんでした。その分、新鮮な農家から直接買った野菜だったり、酪農が盛んだったので色々なチーズを食べることができました。普段と違うご飯を食べれて嬉しかったのを覚えています。
結局どっちがいいのか
冒頭で言ったように私は田舎をおすすめします。なぜなら本当のアメリカを知れるような気がするからです。留学中は時間にとらわれずにゆったりと自然の中で過ごしたのが印象的でした。
コミュニティも狭くなっているので皆優しく接してくれたし、日本人に会ったことのない人も多くて日本について興味を持ってくれていました。
都会にも良いところはたくさんありますが、観光で訪れることが出来るので、ホームステイ先は田舎がお勧めです。
まとめ
今回は都会と田舎の留学生活について比べてみました。自分で留学先を決められないとは思いますが、決められる場合は日本と置き換えながら考えていけると良いです。
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