【大学受験】セミナー物理の使い方と特徴を紹介 一冊でも受験対策になるセミナーは購入するべき!

私は物理を習い始めて一番最初に渡された問題集がセミナー物理でした。

大学生になって多くの高校生の家庭教師をしているのですが、学力レベル問わずに多くの子がセミナーを使って勉強しています。

今回はセミナー物理の使い方を紹介したいと思います。物理が苦手な人もセミナー物理を効果的に用いることで自然とできるようになると思います。

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セミナー物理とは

セミナー物理は第一学習社から出版されている大学受験用の物理の参考書です。多くの学校で補助教材として配られる問題集になっています。

私の学校では授業で扱わないけれど、期末テストの範囲の勉強に問題を解きたいときに使うように言われていました。問題集は360ページで別冊解答は問題よりも多い456ページになっていて、自学自習に最適な問題集になっています。

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セミナー物理の特徴

難易度が豊富

セミナー物理は「まとめ」、「プロセス」、「基本例題」、「基本問題」、「発展例題」、「発展問題」、「総合問題」の7つで構成されています。

・まとめ
・プロセス 162題
・基本例題 87題
・基本問題 364題
・発展例題 53題
・発展問題 162題
・総合問題60題
・演習問題 例題8題、演習問題27題

基本的な語句の確認からセンター試験の問題、入試の過去問レベルまで全ての難易度の問題が1冊にまとめられています。

問題量は多くなっていますが、それを解ききることで確実に実力がついていくのです。

細かくレベル分けされているから自分の学力に合った問題を見つけることが出来たよ。

典型問題が多い

物理と言えば、問題の経験量がそのまま実力に直結するところがあります。セミナー物理では共通試験や2次試験の基本となるような典型的な問題が豊富にそろえてあるので、セミナー物理だけでも共通試験対策には十分になります。

セミナーをやっていれば全く見たことのない問題が試験に出ることがなくなると思います。

解説が詳しい

特徴は解説が細かいところだと思います。注や別解もあって問題の解き方が丁寧に書かれています。セミナー物理で解答を見てもわからない問題に出会ったことがほとんどありません。

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どんな人にお勧めか

セミナー物理はすべての人にお勧めします。もし東大、京大や早慶のような難関大を目指しているならば一番最初に解く問題集になるし、共通試験を受ける人も基本問題まで解くことができれば共通試験に対応する能力がつく思います。

共通試験でなかなか点数が取れないという高校3年生には「共通試験に対応している問題がセミナーには必ずあるから」と言ってセンターでできなかった類題をセミナーで探して解かせるようにしています。

おすすめの解き方

Mathematics Formula Physics - Free image on Pixabay

プロセスと基本例題

ここまでは公式の確認、用語の確認程度になっています。その単元を学習したら知識を定着させる意味で解いてみるのが良いでしょう。

基本問題

基本問題は1つ1つどの公式を用いるのか確認しながら解くことが必要になります。文章題にも慣れながら典型問題を完答できるようにしていきましょう。

発展例題、問題

発展問題、発展例題は学校の授業も聞いてある程度物理に自信のある人が解きましょう。難しいと感じたら無理に解いたり、急いだりしない方が良いと思います。

基本問題が解けたうえで公式を応用させて解く問題が多くなっています。

印をつける

なるべく1つの単元の基本問題は同じ日に解いて日付をページの上に書き、できなかった問題には印をつけるようにしましょう。

物理では使う公式が合っていたのか、それとも全てできなかったのか、計算ミスなのかの違いが大切になります。1つ1つ答えがあっていても解説と見比べるようにしてください。自分が周りくどい解き方をしているかもしれません。

どんな時期に解けばよいのか

物理の問題集には良問の風だったり、名門の森、過去問などセミナーの次に解くべき問題集が多くあります。

そのため、セミナー物理はなるべく高校2年生の間に完成させておきたいと思います。もし、余裕があるのであれば、高校1年生のうちから基本問題まで解けるようになれていると余裕ができると思います。

実際にセミナー物理は文系の人にも物理基礎を習う時に配られていたので、理系に進む人であればセミナー物理だけでは少し物足りない印象を受けます。

センター前に一度典型問題の確認として、セミナー物理に戻って問題を解いている時期もありました。

なんだかんだ長くお世話になった問題集だよ。

先取り学習にも最適

Mathematics Formula Smartphone - Free photo on Pixabay

私は高校2年生の時から3年生の時に留学に行くと決まっていたので、高校1年生の時に物理の授業が始まる前にセミナーを解いていました。

その時はさすがに講義を受けないと理解できなかったので、スタディサプリの授業を聞いたり、YouTubeで物理の概念を紹介しているビデオを探して独学で勉強していました。

学校の授業を受けていなくても基本問題までは自力で解くことができていました。

そして、2周目に入るときに発展問題にも挑戦していました。このように初歩的な問題からあるセミナーは先取り学習や独学の人にもとても優しいものになっています。

まとめ

今回はセミナー物理について紹介していきました。私はセミナーが一番最初に使った参考書でよかったと思っています。

それくらい解答解説が充実しているし、わかりやすくなっているのです。もし参考書選びに悩んでいる人がいればセミナー物理をおすすめしたいと思います。

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