数研出版の青チャートの存在を知らない人はほとんどいないと思います。受験生の2人に1人は必ず使っているといっても過言ではない教材です。
青チャートは使い方さえ間違えなければ実力が必ず伸びる教材になっています。今回は青チャートの数学の用い方について紹介していきたいと思います。
青チャートの特徴
青チャートの特徴
・解説が充実している
・問題量が多い
・章ごとに単元の要点がまとめられている
数研出版は難易度順に白チャート、黄チャート、青チャート、赤チャートを発売していて青チャートは難しい方から数えて2番目になっています。
解説が充実
青チャートは解説が充実しています。
例題1問に対してほぼ1ページを使って詳しく解説
⇒ 解説を見てもわからないということはほとんどない
また、別解も充実しているので多方面からの考え方を学ぶことができます。
問題量が多い
青チャートは書店で見ればわかると思いますが、問題量が多く分厚くなっています。
毎日持ち歩くには重すぎる教材なので、学校で用いられることは少なく自学自習で使う人がほとんどです。
青チャートを自学学習で完成させることができれば必ず力がつくし、途中で挫折すればあまり意味のないものになってしまいます。
青チャートを勉強するならやり切る強い気持ちが必要!青チャートは誰におすすめか
おすすめの人
・私立の中上位校志望の人
・国立の大学を目指す人
・数学が得意になりたい人
受験の前に青チャート以外の問題集にも触れたいので、高校3年生の夏前には仕上げられることを目標にしましょう。
最初から青チャートでよいのか
黄チャートや白チャートもありますが、強い苦手意識がなければ青チャートから始めるのが良いと思います。
解説も充実しているので自力で解き切ることができます。
また何度も受験まで解くのは青チャートになっているので青チャートから始めると反復練習をできます。
青チャートが難しすぎると感じる
⇒ ・黄チャートに戻る
・先生に質問する
歯が立たないとき以外は他の色のチャートを使わず、青チャートを使用するのをおすすめします。
問題の解き方

チャート式の問題構成
・例題
・練習問題
・エクササイズ
・総合演習
例題の解き方
何も見ずに解く
↓
下に書いてある指針を読んでチャレンジ
↓
解説を読む
指針では問題の解き方や使う公式が書いてあるので、すぐに答えに頼らないためにも大切になっています。それでもわからなければ解説を読みます。
また復習をするときのために問題の横にどれだけできたかマークをすることを忘れないでください。
マークの例
完璧:◎
計算ミス、ほぼできた:○
指針を見た:△
できなかった:×
私は記述問題の練習として解説を書き写すこともありました。
それくらい解説は論理が綺麗で且つ無駄がなく書かれています。
練習問題
練習問題は例題とほとんど似た問題
⇒ 練習問題を解くことで知識を定着させる
例題ができなかったらそのまま解説を読んで理解したかどうかを練習問題を解くことで確認すると良いと思います。
例題が解けていた場合は日をまたいでから復習がてら練習問題に取り組むと良いと思います。
練習問題が解けなければ、例題の解き方をもう一度確認してみましょう。
エクササイズ
エクササイズは少し難易度が高めな問題で、入試問題が多くなっている
⇒ 練習問題まで完璧になったら取り組む
エクササイズに、どの例題を参考にするべきか書いているので、わからなかったらページを戻りながら解いてください。
エクササイズレベルの問題になると他の問題集のほうが解説が充実していて、系統立てられているのでエクササイズを飛ばして次の参考書に進むのもありです。
中途半端に手を出すなら練習問題と例題を完璧にするべき!何度も解きなおそう
青チャートは必ず解きなおすのが良いと思います。
日付を書いてその横にどれだけできたのかメモすることでまた後日解くときに効率よく復習をすることができます。
私は◎、○、△、×の4つの記号と日付を問題を解いた日には書いていました。
2周目:◎、○以外のところを重点的に
3周目:苦手分野と×をつぶしていく
また、学校の試験範囲のときは定着させるために◎の部分も解いていました。過去に一回できた問題も意外と忘れていることがあるのです。
つまり予習で1回、学校の進度にあわせて2回目、3回目に復習のスケジュールで行くと受験まででも余裕ができるとおもいます。
青チャートは先取り学習ができる
どの問題集よりもわかりやすく、且つ丁寧に各単元が解説されているのが青チャートです。
4step:問題量をこなす
青チャート:数学の概念から学ぶ
私は学校の授業がその単元に入る前に青チャートで先取りしていました。
それによって学校の授業が頭に入りやすくなるし、数学に苦手意識を持たなくてすみました。
電子版青チャートもおすすめ

青チャートは大きいし重く、持ち運ぶのが大変
⇒ 活躍するのが電子版の青チャート
電子版とはいえ、メモ機能があったりスタンプ機能があります。また練習問題の問題を押すだけで解答に飛ぶことができて使いやすかったです。
私は携帯のアプリに入れて、図書館などで自習するときに使っていました。
アメリカに1年間留学に行っていた間、暇なときに数学に触れることができていました。
青チャートが使い終わった次は?
大学への数学
大学への数学は毎月発行されている参考書。難易度の高い良問が多いのに加え、毎月の学力コンテストなどではライバルたちと点数を競うことができる。
大学への数学は数学が好きで時間のある人にお勧めです。
また、日々の演習などでは教科書の知識を前提とした難易度の高い問題もあるので解きごたえがあります。
毎月発売されていますが、問題数が多くなっているのである程度数学が得意でないと継続することは難しいと思います。
良問プラチカ
過去問の中の良問や典型的な問題を抜粋しある問題集。過去問の前に使う人が多い。
問題数自体はそこまで多くないので、知識の定着の確認として用いることができます。
私はⅠA・ⅡBとⅢ全て解きましたが、難しすぎずにうならせる問題が多かったので高校3年生の時に愛用していました。
1対1の数学演習
入試問題レベルの良問で構成され、まんべんなく受験数学を勉強できるようになっている問題集。単元ごとに学習したいときに使える。
以下の記事に効果的な勉強方法をまとめているので、参考にしてください。
まとめ
今回は青チャートの使い方について紹介しました。適切に使えば確実に実力がつくと思うので、数学を得意科目にしたい人はぜひやってみてください。
高校生の間はあまり苦手意識を持たないようにすると、将来の幅も広がると思います。
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