短期留学や長期留学、夏休みを使った語学留学など留学の機会はたくさんあります。留学をすることで語学力が伸び、貴重な経験ができることは間違いないでしょう。
しかし、同じ英語力で留学に行っても帰ってきた時の英語力には差がある事がほとんどです。
今回は留学しても英語力が伸びない人とその特徴について書いていきたいと思います。この記事を参考にして留学で失敗しないようにしてください。
留学しても英語力が伸びない人の特徴

・他人と比べてしまう人
・居心地のよい環境にとどまること
・日本語をたくさん使うこと
・もともとの英語力が低い
・目標がないこと
・助けをもとめないこと
行くことに満足してしまう人
留学すれば自然と語学力が上がると信じている人は自分のおかれている環境に満足してしまいがちです。しかし自分が留学先で努力し、勉強することではじめて英語力が伸びます。
成果が出るのは3か月後とも言われているため、最初はつらいかもしれませんが諦めないでください。
私も高校生の時にアメリカに留学に1年間留学したのですが、最初は毎日英語だけを勉強して、予習復習を夜遅くまでしても授業についていけず、とてもストレスを感じていました。

やっと授業を理解できるようになって、英語力の伸びを感じたのは3か月目くらいからだよ。
他人と比べてしまうこと
留学に行ったらわかると思うのですが、ヨーロッパの人たちは英語がとても上手です。ネイティブのアメリカ人より英語が劣っていることは当たり前のことですが、同じ留学生の英語が上手であると自分を卑下してしまいます。
海外の人は自分の考えを持っていて主張もしっかりしているので、発言力が強くなります。そこで委縮してしまっていつまでも発言できないのであれば英語力は伸びません。
自分の英語のスキルをほかの人と比べてしまうのはやめましょう。下手でもがむしゃらにしゃべって間違えていても自分の意見を言う人のほうが英語力が伸びる上に、自然と友達も増えていきます。
自分の居心地のよい環境にとどまること
異国の地ではやはり不安になるため、日本人とが近くにいると安心します。実際に日本人のグループやヨーロッパの人のグループに分かれていたら自然と日本人のグループのほうに向かいます。しかし、日本人と一緒にいて英語を使うことはほぼありません。
日本人の枠にとらわれる必要はないのです。自分が先頭に立ってほかの国のグループに入ればよいのです。
私のブラジルに留学した友達は、ブラジルにいる留学生が100人くらい集まっていく旅行に参加しました。その時にもアジア系とヨーロッパ系で完全に分かれていたようなのですが、その子は勇気を出してヨーロッパのグループに入ったそうです。すると「日本人の消極的なイメージがあなたの行動で変わった」とフランス人に言われたそうです。
自分の居心地のよい空間から飛び出してみることで新しい発見や気づきが生まれます。せっかく留学したのであれば自分のの殻を破ってみるのも大切です。話しかけられて悪い気持ちになる人はいないということを心に留めておけば、勇気が出ると思います。
日本語をたくさん使うこと

1.安心感をえたいから
2.英語にストレスを感じている
3.身近に日本語があるから
日本語を日常的に使っていると英語脳にならず、いつまでも日本語が第一言語になってしまいます。
私の留学先はアメリカの田舎で日本人が誰もいなかったため、高校で日本語を話すことはありませんでした。あえて日本人の少ない地域を選択するのも留学の目的を考えると有効だと思います。
しかし、日本の友達や日本語を完全に封印してしまうのも少し危険です。留学中はつらいことや不安なことも多いと思います。最後に助けてくれるのは長い付き合いの友達や家族になります。
ホストファミリーの不満など誰にも相談できないことは日本にいる人に相談することで心が軽くなります。
しかし、電話をたくさんしていたり携帯を常にさわっていたら、ホストファミリーもよい気持ちにならないと思うので気をつけるべきです。
また、日本人の留学仲間の中にも自分に良い刺激を与えてくれる人がいると思います。夢を語り合ってお互いに切磋琢磨できる関係の友達を作れるとベストです。
失敗をおそれること
日本人は失敗を恐れることが多いです。自分が発言する前に何度も頭の中で復唱して文法ミスがないかを確認し、結局自信を持たずに何も発言しないこともあります。誰でも最初から英語ができるわけではありません。将来喋れるようになるためにもそのプロセスの中で何度も間違えれてもよいのです。
失敗から学ぶことの方が多いし、失敗しないことからは始まりません。自分のプライドを捨てて何度も果敢にチャレンジするべきです。

ネイティブのように話す必要はないよ。
もともとの英語力が低すぎる
もし留学に行っても英語が全く聞き取れない状態だと、得られる情報量も少なくなってしまいます。日本でも映画やドラマをみてリスニング力を強化したり本を読んでリーディング力を伸ばすなど、勉強の仕方はたくさんあります。
せっかくの留学期間は自分のアウトプットの時間にして、文法やスピーキングなどの基本的なことは日本で終わらせてから留学に臨むことで英語力の伸びが大きくなると思います。
目標がないこと
・TOEFLで100点を目指す
・ドラマを英語で理解する
・英語のスピーチ大会にでる
・英検1級をとる
これはスポーツやほかの勉強でも言えることですが、目標がないと頑張ることが難しいです。TOEICやTOEFLの目標の点数を決めてから留学にいきましょう。
目標があると自然と自主的に勉強します。私もTOEFLのスコアが欲しかったので日々の学校の宿題や課題に加えて必ず英語の勉強を続けていました。もし資格試験の目標がなかったら留学しているだけで英語の勉強をしていると満足して、追加の英語の勉強はしなかったと思います。
語学学校の勉強だけしても人並みにしか英語力は伸びません。自分が英語力を伸ばしたいと思うのであれば個人で努力することが必要です。
助けを求めないこと
日本人は何でも自分で解決しようとしてしまいます。しかし悩んでいてわからないことは先生やホストファミリーに助けを求めましょう。質問をすれば快く答えてくれると思います。
私も多読をしたいからおすすめの本が知りたいとホストマザーに聞いたら、次の日私が高校に行っている間に図書館で本を10冊以上借りてきてくれました。一つ一つ丁寧に説明してくれて、人の暖かさを知りました。
学校の先生も同じです。質問してくれると嬉しいと言って、いつも質問したこと以上のことを答えてくれます。必要ならば補講や個人レッスンもしてくれると思います。
日本人は自分でできると思って何度も悩んでしまうと思いますが、助けを求めることは恥ずかしいことでもないので活用していきましょう。
留学で英語力を伸ばすには?
①日本語をシャットアウトする
②英語を勉強する
③読書をする
留学という行為をしただけではある程度しか英語力は伸びません。
日常会話で使う英語は学術的なものは含まれていないし、日本語を目にすることも意外と多いと思います。

留学中も英語の勉強をし続けるのが一番!
私はレベルの高い単語帳を1冊持って行って、暇さえあれば単語を覚えたり、TOEFLの勉強を進めていました。
留学に行く前はほとんどわからなかった単語帳も、帰る事にはボロボロになってほとんどの単語を覚えることができました。

TOEFL受けるならマストのアイテム!
まとめ
今回は英語力が伸びないと考えられる事例を紹介していきました。自分も留学してから気づくことが多かったのでこれから留学する人はこれらのことをあたまに入れて留学することで学びの多いものになるでしょう。
コメント