アメリカのギャップイヤーとは? メリットと1年間の過ごし方を紹介

アメリカ人の中には大学に入学する前に1年間のギャップイヤーを取り、大学ではできないことに挑戦する人がいます。必死に1年間バイトするのも、自分探しの旅に出かけるのも自由になっていますが、自分で計画することが必要になります。

今回は、アメリカ人のギャップイヤーの過ごし方について書いていきます。日本人にはなかなか馴染みのないことですが、自分の同年代のアメリカ人がなにをしているのか知るきっかけになれば良いと思います。

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ギャップイヤーとは

高校卒業から大学入学までに一定期間の猶予を与える仕組み。
ボランティア活動や留学、旅行などで見聞を広めたりするなどの例が多い。

イギリスで始まった制度で、今は日本でも積極的に取り入れらるようになりつつあります。

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ギャップイヤーを取るメリット

①自分を見つめなおす時間を作れる
②1年間を自由に使える
③成長できる

自分を見つめなおす時間を作れる

小学校から高校まで学生生活を皆と同じように過ごしてきた高校生にとって、大学では将来の仕事につながる学びをするべきです。

その時に明確な目標がないと高い学費を払っている意味がありません。

自分の興味を持つものを自分で探しに行くためにも高校卒業後の1年間はとても有効な時間になります。

「自分は何がしたいのか」「自分に足りないものは何か」などを自分に問うことで今後の将来のビジョンが見えてくるはず!

1年間を自由に使える

社会人になって仕事を始めてしまうと、長期的な休暇を取ることは不可能なため、自由に使える1年は大学に入る前に限られます。海外に行きたい夢がある人はこの長期期間を使って海外に行くことで自分の視野を広げることが可能になります。

成長できる

非日常を経験し普段と違う環境に1人で挑戦することで、価値観が変わったり新しいことを発見することにつながります

自分のことを自分で決めて、実行に移すことによって家族から自立できます。

自分のやりたいことに挑戦することで、新しいコミュニティの中でいろいろな人に出会うでしょう。出会った1人1人から違ったものを学べるので、自分が成長することにつながるのです。

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ギャップイヤーでは何をする?

①大学の資金調達をする
②留学に行く、旅に出る
③ボランティアに参加する

大学の資金調達をする

アメリカの大学の学費は高いことで有名です。

1年間にかかるお金
州立大学:280万(学費)+120万(生活費、寮費)
私立大学:400万(学費)+140万(生活費、寮費)

奨学金制度があるとはいえ、学費のすべてをカバーできるわけではありません。大人になって働いていてもローンを組んで学費を返している人も多くいました。

大学生になったらバイトをしようとしても、課題や宿題い追われてできないのが現状になっています。そのため、親の負担を減らすためにも1年間バイトをしてお金を貯める人は多くなっています。

少しお金に余裕があるなら、国内ではなく海外でワーキングホリデーをしながらお金を貯めることも可能になっています。

ワーキングホリデーとは旅をしながら短期雇用で収入を得ることができ、異国の地で文化交流をすることもできます。

ワーキングホリデー用のプログラムも充実しているため、調べてみると良いと思います。

留学に行く、旅に出る

アメリカの大学生は毎日夜遅くまで課題に追われ、就職活動で重要視されるGPAを高く保つのに必死になります。

ギャップイヤーに留学に行く人を応援するプログラムも多く存在して、生活費がタダになることもあり、参加者は多いです。

私の友達はプリンストン大学に入学が決まったのですが、入学の前に大学からギャップイヤーの許可をとってイタリアのパティシエのもとで1年間修行を積んでいました。

自由になれるのはギャップイヤーだけ!

ボランティアに参加する

ボランティアの例
・発展途上国でまちづくり
・教育システムの開発
・国際交流など

ボランティアに、参加するのはボランティア精神が根付いたアメリカならではのことだと思います。

高校生になると毎週のボランティアが義務付けられる上、学校にもボランティアクラブがあるため、それに所属することで様々な社会貢献をするのが当たり前になっています。

高校生でできるボランティアは限られてしまっているので、ギャップイヤーは長期的なボランティアができるので海外ボランティアに参加する人が多いです。

まとめ

日本でギャップイヤーに相当するのが浪人生活だと思います。1年間勉強に費やすのもよいとは思いますが、アメリカ人のようにギャップイヤーで行うことの選択肢がたくさんあればよいのではないかと思いました。

海外では当たり前になっているギャップイヤー制度ですが、日本でも推奨する動きが出てきているみたいなので今後楽しみです。

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