【高校留学】アメリカの冬は極寒! おうち時間で何をしていたの?

高校2年生から3年生にかけて1年間アメリカのバーモント州に交換留学。現在は都内の私立大学2年生。

アメリカ東部の冬は雪が毎日のように降るため、家で過ごす時間のほうが圧倒的に長くなります。そのため、いかに家で過ごす時間を自分で楽しめるかがとても重要になります。

今回は私とホストファミリーの家の中での冬の過ごし方について紹介していきます。アメリカ人は普段何をしているのか気になる人はぜひ読んでみてください。

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どれくらい寒いのか

バーモント州は東部でニューヨークの北に位置して、カナダとの国境になっています。冬になると1日の平均気温は-10℃に到達し、起きると外の温度計は-20℃を示しています。もはや寒いというよりは痛いという表現のほうがあっていたと思います。

3月から0℃に到達する日も出てきます。0℃になると、とても暖かいと感じます。外に出るときは肌を見せないようにとホストマザーから強く言われていました。肌の熱を一瞬で奪って、肌が凍ってしまうからです。

家の中には薪のストーブがあったので、暖房を使うことはありませんでした。しかも薪はホストファザーが森でチェーンソーで伐ってくるものなのでガス代をかけずに家をあったかく保つことが出来ていました。

ホームステイ中に薪わりを体験させてもらったよ。

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冬のおうち時間の過ごし方

隙間時間は編み物

File:Pink knitting in front of pink sweatshirt.JPG - Wikimedia Commons

私が出会った女性は、ほとんど編み物が出来ました。趣味領域を超えていて、手袋をはじめとして、帽子やセーターまで簡単に編むことができていました。

昔の人は、特に電子機器が発達していなかったため小さいころから家から出れなくて暇なときには編み物をしていたみたいです。若い人よりもお母さん世代のほうが編み物をできる人が多かったです。

2つ目のホストマザーはどこに行くにも編み物を持っていき隙間時間に取り出して編んでました。手提げの中に入れておけば、説明会の待ち時間などにも取り出して編むことができると思います。

冬の時期に暖かいものを編んでくれるのはとてもうれしかったです。ちなみに私も挑戦しましたが、難しくて習得が難しかったのでやめてしまいました。

Netflixをみながら編み物ができるくらい上手だったよ。

アート作品やクラフトづくり

私は2つのホストファミリーにお世話になったのですが、どちらの家もお母さん用のアトリエ部屋がありました。そこにミシンやクラフト材料があり、アート作品を作っていました。

アトリエにはきれなくなった服や、新聞、本など使えるものがストックしてあります。自分が作りたいと思ったものは、身近なところから材料を集めて作ってしまうところに驚きます。今の時期、マスクを大量に作って町の人に配っていました。とても個性的で素敵なマスクたちです。

アートをやっていると、自然と時間を忘れることができます。また、仕事や勉強などの日々のルーティン作業の中にアートを取り入れることで、新しいことを考える発想力や創造力が鍛えられるそうです。

毎日の中で抑えている喜怒哀楽を開放し、心の働きを活性化させ伸び伸びとした感性や感情を発揮させることができるとホストマザーに教えてもらったため、私も心に余裕があるときにクラフトを一緒にやっていました。

お菓子作り

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何もすることがない時はホストマザーとお菓子作りをしていました。レシピを覚えることができるし、何よりも料理を一緒に作るとコミュニケーションをたくさんとることができて距離が近づきます。

お菓子を作ると家族がみな喜んでくれます。スーパーの色とりどりのカップケーキもとても魅力的ですが、何が入っているかわかりません。自分で作ることで無駄な添加物も入れることなく作れるので健康にもよいです。

アメリカでよく一緒に作っていたのは以下の2つのお菓子です。

アップルパイ

バーモント州はパイづくりがとても盛んです。人をご飯に招待するときや、特別な日はケーキではなくパイを作ります。アメリカのパイは上にもパイ生地が乗っていて、日本のアップルパイよりずっしり重く濃厚です。

濃厚なバターをふんだんに使って生地から作っていきます。リンゴのほかにも、ラズベリーやカシューナッツ、ピスタチオ、ピーチ、パンプキン種類は豊富です。季節にあった旬のフルーツを使ってパイを作ります。

私は酸味のきいたラズベリーパイが好きだったよ。

ジンジャーシナモンクッキー

クッキーは手軽に作ることができるのでお勧めです。冬はしょうがのきいたジンジャーシナモンクッキーを作ることで寒さにも打ち勝つことができます。

親戚にも配るために、作るときはいっぺんに大量に作ります。クッキードウといって焼く前の生地をそのまま食べることも一般的です。オレオやBen&Jerry’sからもクッキードウ味が発売されるほどの人気ぶりなので食べてみてください。

Netflixで映画鑑賞

どこの家庭も、Netflix に加入しています。一日中パソコンを開いて、映画をダダ流しにします。その前で宿題をやったり、絵を描いたり、編み物をします。これなら二つのことを同時にできて一日パソコンを凝視していたという罪悪感もありません。

休日は家族でリビングに集まって昼間はそれぞれ違う映画を個人のパソコンで見て、夜になると食卓を囲んで同じ映画ををみんなで見ます。

1人で好きな映画を見るのもよいですが、人のリアクションを見ながら人のおすすめ映画を見るのも自分が普段選ばない映画が見られるので視野が広がります。

2つ目のホストファミリーはインド映画にはまっていました。インド人の明るさや面白さや独特の音楽に家族ではまっていました。お勧めは”three idiots”です。

ネットフリックスは生活の一部になっています。ホストシスターがfriendsというドラマの大ファンだったのですが、シャワーを浴びているときにもシャワールームにパソコンを持っていき音声を流していたのをみて驚きました。

映画をたくさん見ていると幅広い年齢の人と話ができるようになるため、教養を深めるためにもとてもおすすめです。

あったかい飲み物を飲む

Royalty-free Hot Chocolate photos free download | Pxfuel
ホットチョコにカカオ油分を抜いたものがココアになります。ホットチョコは濃厚な本来のチョコレートの味が楽しめる。

ホットチョコというものがアメリカの冬の定番になっています。

お店に行けば、ホットチョコの上にホイップクリームを乗せてくれます。それをもったいぶりながらちょっとずつ飲むのがとても楽しいです。

その他にも、紅茶や、ジンジャーティー、緑茶が人気でした。学校から帰ると、まずお湯を沸かします。お湯が沸く間に薪を用意して、ストーブに火を作ります。お湯が沸いたら自分の好きなティーパックを入れてストーブの前で飲みます。

私はジンジャーティーが好きでした。体の芯から温まります。

ホストマザーは緑茶が好きだったから今でもクリスマスには緑茶を送っているよ。

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まとめ

これがアメリカの寒い地域の冬の過ごし方です。家でも十分に楽しめることが分かったと思います。日本での過ごし方とは少し違いますが、素敵なおうち時間を毎日過ごしていました。

運動不足になりがちなので、そんな時は冬でもできるスポーツに挑戦してみるのもよいと思います。

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