【高校留学】家の鍵は持っていない?アメリカの田舎の防犯意識はとても低かった

アメリカと聞くと犯罪が多いイメージがあると思います。そのため夜は一人で家を出ないようにや、家のセキュリティも強いといった固定観念がありました。

しかし私の住んでいたバーモント州の田舎では、驚くほど皆無防備でした。バーモント州はニューヨーク州の北に位置する田舎で人口当たりの犯罪率の低さが1位であるからかもしれません。

今回は田舎の防犯意識の低さを紹介していきたいと思います。

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家の鍵は外出中もかけない

2番目のホストファミリーの家の鍵を私は見たことがありません。家族は皆、朝に家を出て学校と職場に出かけるため、家に残るのは猫と犬だけになります。それでもドアや窓の鍵は開けっぱなしです。

日本では考えられないことだよね。

宅配業者も信用

ネットショッピングをよくするので宅配業者も来るのですが、特に危険だと感じないようです。宅配業者は家が留守であれば、荷物はドアの前においていきます。ドアもちゃんとしたドアではなく透明で半開きのようなドアなので、人がいないことはばればれになっています。

泥棒が入っても取るものはないといいつつも、泥棒に入られたことがないというため、感心してしまいます。

旅行中も鍵は開けっ放し

旅行する際、どうするのかというと、知人を家に呼んで留守番をしてもらいます。もちろん防犯のためではなく家においていく猫や、犬、鶏の世話をしてもらうためです。

ペットを飼っている家は旅行に行く時にハウスシッティングを頼みます。余談でありますが、私もおばさんの家にホストシスターたちと3日間過ごしました。

ペットへの餌やり以外は自由なので、好きな時間に好きなものを食べて、ずっと映画を観ながら楽しく過ごしていました。おばさんも多くの好物や美味しいものを買いだめてくれるので毎日パーティーです。

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学校内の危機意識の低さ

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ここまでお互いを信じ合えるのはコミュニティーの小ささなのかもしれません。そして親の防犯意識が低いと、子供にも同じように危機意識が低くなります。

高校のロッカーは開けっぱなし

ロッカーは、一応ダイアル式のカギがついています。スポーツチームのための更衣室があるのですが、ほぼ無法地帯でした。

確かに、3つの数の組み合わせを合わせるので、何回もダイアルを回さなければならないし、1から100の数を3つ覚えるのは大変です。私も毎回スマホで確認しながら開けていました。

1度部活の練習中水筒を忘れて、人のいないロッカーにとりに行ったのですが、リュックや携帯が空いたロッカーから見えていたり、ベンチに無造作に置いてあったりして衝撃的でした。

学校の落し物はすぐ届く?

私は、携帯や筆箱を落としたことがあったのですがすぐに返ってきました。携帯を落としたことには少し焦りましたが、学校のオフィスに行ったら届いていて安心しました。

ものを放置していても特に危機感はありませんでした。図書館にパソコンやリュックを置いたまま違うところに行くことができます。

日本の大学は1時間おきに盗難注意のアナウンスが図書館に流れるよ。

理科の実験室には、荷物を外において入ります。一応先生は貴重品を身に着けるようにというのですが、財布やパソコンを常に持つのも面倒くさかったのでリュックの奥底に入れて外においていました。私は毎日ipadやパソコンなどを持ち歩いていたのですが、一度も盗まれませんでした。

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車の施錠は不必要

車のカギは、ほとんどの人が閉めません。スーパーに買い物に行っても駐車場に車は開けっ放しで放置します。確かに鍵がなければ運転はできませんが、少し怖かったです。

これは高校でも一緒です。16歳から運転ができるため、高校生になるとほとんどの人が自分の車で学校に来ます。学校に1人の子が、友達に車から取ってきてほしいものを頼む時は鍵も渡さず、車のナンバーだけ伝えてます。そして、頼まれた人が勝手に開けて取ってくるのです。

閉店したお店に勝手に入ってお買い物?

Farm Barn Vermont - Free photo on Pixabay

町全体が、お互いがお互いを信頼しあっている雰囲気でした。町で唯一のお店である牛乳屋さんは夜六時で閉まります。

ある時、私たちは次の日の牛乳がないことに夜の7時に気づきました。そのため、すでに閉まった暗闇の無人のお店に無断で入り、オーナーに断らずに勝手に牛乳と卵を買いました。

ホストファザーはメモを残しておいたから大丈夫だといっていましたが、勝手に買ったことに加えて、お店の鍵が閉まっていないことに驚きました。

これは地方の無人農業と同じだとも言えますが、私にとってはありえないことでした。

まとめ

日本でも、地方の人は鍵を閉めない習慣があるのでしょうか。私は最初のほうは、自分で貴重品を管理していたのですが、最後は危機感も薄れてみなと同じように貴重品を置きっぱなしにしていました。

私はアメリカというと、犯罪が多くて怖いイメージだったため、バーモント州は予想を良い意味で裏切ってくれました。

どこの州も犯罪率が低いわけではないのでしっかりと防犯意識をもって生活したほうが良いと思います。

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