LINEは日本人が皆が持っている便利で気軽なチャット方法です。しかしアメリカ人でLINEを持っている人には出会ったことがありません。
高校生の間でLINEに代わるチャットアプリはスナップチャットです。スナップチャットは、短時間で自動的に消える「スナップ」と呼ばれる写真を友達と送り合うものになっていて、その手軽さは今のアメリカの若者から絶大な人気を得ています。
今回はアメリカで絶大な支持を誇るスナップチャットについて紹介していきたいと思います。
Snapchatとは
画像に重ねてメッセージを送るときも、写真をただ送るときもあります。
返事を特に求めないというところが特徴的です。LINEは要件があるときに用いて、返信するのは当たり前です。一方スナップチャットはお互いにお互いのペースで自分の日常を楽しく送りあいます。
開けたらすぐに消えてしまうという受け取る側のドキドキ感と、SNS映えを気にしなくても自分の日常をシェアできる送る側の気軽さが人気の秘密だと思います。
スナップチャットの基礎知識
・スナップ
スナップは、友達に送る写真や動画のことです。カメラボタンを長押しすれば動画になり、スナップを相手に表示する秒数も選ぶことができます。相手が見れば自動的に消滅するので軽い気持ちでとることがほとんどです。

自撮りだったり、花の写真だったりなんでもスナップになるよ。
・スコア
スナップチャットをたくさん使うことで、自分のプロフィールに表示されるスコアがどんどん伸びて行きます。人によっては100万スコアの人もいます。スコアの存在がアメリカ人がスナップチャットをたくさん使う理由の一つにもなっています。
・ストリーク
ストリークは、相手と何日連続でスナップを送り合っているのかをあらわします。炎で表示されるので、このストリークを切らさないためにも毎日お互いにスナップを送り続けます。ストリークを続けるためにも普段関わらない人とも、毎日連絡を取り合うのです。
どんなスナップを送り合うか
授業中は自撮りをしていると思えば、皆スナップチャットをしています。口を開けたり、すまし顔をしたり、友達を巻き込んで写真を撮ることも多いです。

はたから見てると、とても面白いよ。
自撮り以外にも外カメラがあるので日常で起きた面白いことや、新しく買ったものなどシェアしたいと思った些細なことを送ります。
ある意味盗撮のような気もしてしまうのですが、消えるから許されるのでしょうか。アメリカのカメラは、無音で写真が撮れてしまうので少し怖いです。
チャット機能が充実
スナップチャットは、画像を送り合うだけでなく、チャット機能でラインのような会話や電話をすることもできます。
チャット機能も設定しない限り1度見たら自分が送ったこと、そして相手から送られてきた内容が消えてしまいます。
相手から返信が来た時にはすでに自分が何を送ったのか覚えていなく、何送ったっけ?と聞くことが多いです。つまり、重要な連絡事項はスナップチャットで送るべきではありません。
友達と位置情報を共有?

友達の居場所がわかる位置共有システムもあります。この機能を使うと友達が身近に感じることができます。
また、世界地図の赤くなっているところをタップすると、そこで取られたリアルタイムのスナップを見ることができます。スナップチャットだけで世界旅行ができるのです。
スナップチャット以外の連絡ツール

送ったスナップは保存しない限り自分のところにも相手のところにも残りません。そのため、大切な連絡はフェイスブックのメッセンジャーや、iPhoneのメッセージを使います。
所属していたスポーツチームではメッセンジャー、メッセージ、スナップチャットの3つの連絡ツールをランダムに使って連絡が来たため、見落とさないようにするのが大変でした。
親世代ではまだメールとメッセージが多かったです。日本で人の電話番号を聞くことはほとんどありませんが、アメリカにいる時は新しくあった人とはまず電話番号の交換をします。
日本でも流行り始めている?
日本人でもスナップチャットをしている人は増えてきています。私は高校生の時は周りにスナップチャットをしている人がいなかったのですが、大学生になって毎日するようになりました。私の大学に限ったことですが、周りの友達はみんなやっています。
他にも海外から帰ってきた留学友達は皆やっているし、用がなくても気軽につながっていれる良いアプリだと思います。
しかし、実際は日本の9割型の大学生は使っていないと思います。
日本のユーチューバーにも人気
YouTubeでユーチューバーが子供のフィルターを使って動画を撮ってるのを見たことがあると思います。
これは、スナップチャットのカメラのフィルターで簡単に自分の顔を赤ちゃんにしているのです。
他にも自分に髭をはやしたり、メイクをしたり、犬になったり、とレンズの種類は多いです。有名なインフルエンサーもスナップチャットのフィルターでインスタの写真を投稿していることが多いので、ぜひ探してみてください。
いわゆる盛れるフィルターもたくさんあるのでぜひつかってみてください。
あまり日本で流行らない理由は何か

しかし、皆の日常が知られる悪い面もあります。例えばこの人は今ここにいる、家で寝ているなども簡単にわかってしまうので、自分のプライベートをさらしたくない人には向いていないかもしれません。
アメリカ人の国民性から、自分のことは友達に共有したい、自分が何を今しているのか友達に教えたいと思っている人が多いです。
一方日本人はプライベートは自分の中で完結させて人に自慢したり、知らせることをあまり好まないので、そこまで流行っていないのだと感じます。

人に自分の自撮りを送りたいともあまり思わないよね。
まとめ
友達との連絡方法は日本と全然違うことがわかりました。大学になってスナップチャットを再び始めたのですが、皆課題だったり、風景を移すことが多く、自撮りの多いアメリカ人とのスナップチャットとは違いがあります。
文字だけでなくて、自分の顔を移せることは、会えなくても毎日会っているような、そんな気持ちにさせてくれます。
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