アメリカの2大家族行事と言えばサンクスギビングとクリスマスだと思います。この2つの行事ではカリフォルニアやニュージャージーのいとこなどが故郷バーモントに飛行機で戻ってきて、一緒にディナーを食べました。日本でいう正月のような、大切な家族行事となっています。
サンクスギビングとは
・農作物の収穫に感謝する日
・イギリス人入植者が先住民族のであるインディアンに助けられたこと歴史から身近な周りの人に感謝する日
サンクスギビングは11月の第4木曜と決まっているため、学校も木金土日と4日間休みになります。サンクスギビングの前日から学校を休んで、飛行機にのって祖父母の家に行く人も多かったです。
サンクスギビング次の日がブラックフライデーと言われている日のため、大規模なバーゲンセールが行われ、週末はとても忙しくなります。

クリスマスの1か月前の素敵な週末という位置づけになっているよ。
サンクスギビングのディナー

・七面鳥+グレイビーソース
・マッシュポテト
・コーンブレッド
・アップルパイ
あとは家庭のお任せ
好きなものを好きなだけ食べる
サンクスギビングと言ったら、七面鳥です。二週間前くらいから袋に包まれた、七面鳥がスーパーに並びます。とても大きいのに1つ7ドルくらいでとてもお買い得です。七面鳥はホストファザーが庭でバーベキュー用の網で一日かけて焼いて、ローストターキーを作ってくれました。
庭でとれるクランベリーソースをかけてもおいしかったです。これは珍しくない組み合わせで、酸味が効いてさっぱりとした味わいになります。
もう一つ欠かせないのはマッシュポテトです。七面鳥を焼くときに出てくるグレービーソースを使うことでとてもマイルドで濃厚なマッシュポテトができます。
他はそれぞれの得意料理を出すといった感じです。人が来たら、まずクラッカーといろいろな種類のチーズを出しておもてなしをします。
私は、チーズは臭くて食べれなかったです。しかし酪農が盛んなこの地域には多くのチーズが存在するので、珍しくて臭くておいしいチーズを出せるかは大人にとっては大事だったりします。
基本的にアメリカでは、大皿で料理が並ぶので、自分の好きなものを好きなだけ食べることができます。

デザートにパイがあるからおなかの余裕を持たせるのは大切なことだよ。
パイにアイスをのせたデザートは別腹!

デザートはパイと決まっています。私の家族だけでも、アップルパイにラズベリーパイ、パンプキンパイとピーチパイと4つ作りました。親族で違うレシピのパイを持ち寄るため、量がすごかったです。
個人的にはアップルパイが一番好きでした。シナモンとぎっしりつまったリンゴの酸味の調和が好きでした。余ったパイ生地で作ってくれるシナモンロールも大好きでした。つまり、パイは生地から中身まですべておいしいのです。
私の家では人の家にパイを持っていくときは、必ず家用の分も余分に作るという決まりがありました。そのためサンクスギビングから一週間くらいは朝ご飯からパイを食べていました。
今考えると、大量のバターと砂糖を使ったパイにアイスクリームを乗せて食べることができて幸せでした。
簡単なレシピなのでレシピを持って帰って、日本でも作ってみたのですがなかなか上手にいきませんでした。バターの種類が違うのか、作り方が違うのかわかりません。
母にもバターをここまで使うパイは見たことがないと言われました。大量のバターがサクサク感や濃厚な味を出す鍵になるのでしょう。

もう一度バーモントに行って食べたいな
親族で集まってバーモント州をプチ観光

サンクスギビングは基本的に一日中親戚と過ごします。久しぶりにバーモントを訪れるいとこたちとバーモントの観光名所に行きます。
残念ながら11月には紅葉は終わってしまっていて、寒い冬に突入しています。バーモント州と言えばアイスのBen & Jerry’sやぬいぐるみのTeddy Bear Factoryなのでいとこと訪れました。
Ben&Jerry’s
Ben&Jerry’sは、日本でも馴染みのあるアイスクリーム屋で、チャンクと呼ばれる具材が多く入ったアイスが特徴です。味の種類も多く、選ぶのには迷ってしまいます。
Ben&Jerry’sのバーモント工場ではアイスクリームを作る行程を見学することができます。帰りにスモールサイズのアイスを食べたのですが、それでもとても大きかったです。スモールを頼むと2すくい分のアイスをくれます。大体31のレギュラーアイスの2個分だったと思います。
Teddy Bear Factory

Teddy Bear Factory はディズニーランドのダッフィーなどを思い浮かべると良いと思います。
白や黒、茶色のくまとその着せ替えの洋服が数多く取り揃えられていました。小学生のいとこに、私のホストマザーが早いクリスマスプレゼントとして買ってあげていました。
ブラックフライデーとは
サンクスギビングの次の日の金曜日。クリスマス商戦の初日に当たる。「ブラック」は、買い物客による混雑や黒字を連想させる。
サンクスギビングの次の日はブラックフライデーです。日本でもすこしずつ浸透してきていますが、アメリカのブラックフライデー対象商品は洋服から家までと幅広いです。都会では朝からあわただしく人がブランド品を求めて行列するそうです。
残念ながら私たちは田舎であったので、大きなお店がなくあまり盛り上がりませんでした。しかし次の月曜日は、サイバーマンデーといってオンラインショップが一斉に値下げを行うので、ホストマザーといろいろなサイトを見ていました。
ちょうどこの時期から、クリスマスプレゼントを集め始める時期ということもあり、少しでも気になったら買っておきます。実際に私がかわいいといったネックレスをクリスマスにホストマザーからプレゼントされてびっくりしました。

クリスマスとサンクスギビングどっちが好きかで論争が起きるくらい楽しい週末だよ。
まとめ
サンクスギビングは日本になじみのない行事ではありますが、親族で集まれるとても良い祝日でした。
父方と母方の親族に1度にたくさんあって少し緊張しましたが、美味しいご飯を一緒に食べると自然と仲良くなることができました。
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