私はもともと学校に遅刻をせず、友達との約束にも10分前にはついているような人でした。その分アメリカに留学した時は、時間について価値観の合わないことが多く困ってしまうこともありました。
これも文化の違いだと思うことができていれば、イライラすることも少なかったと思います。今回は私の留学中の時間に関する体験談について紹介していきたいと思います。
時間にルーズなエピソード
「迎えに行くね」の電話から1時間こなかった

私はその日はクラブ活動が終わったらホストファザーが迎えに来てくれるといわれていました。
16時に終わることは相手もわかっていたのですが、終わって学校を出ても迎えはいなかったので「今終わったから来てね」と連絡しました。そしたらすぐ行くねと返信が来ました。
職場から学校までは車で5分もかからないくらいなので外で待っていました。しかし、待っていても一向にホストファザーは来ませんでした。

寒かったから、体力がどんどん奪われていったよ。
そこで30分経ったので、1度メッセージで来れそうか聞いたところ、あとちょっとで仕事のきりが良いからあと10分で着くといわれました。
その時私はそれなら先に言ってほしかったと感じましたが、あと10分ならと思って0度の外気温の中また外で待っていました。
そうしても待っていても全く来ないのです。そして、1時間がたったころに最後の催促の電話を掛けたらやっと来てくれました。1時間以上待たされたことになります。
そこで私は1時間待たせるなら私も歩いて職場まで行くから先に言ってほしいと言いました。そしたら、ごめん仕事が思ったよりもきりが良くいかなくてと言われました。つまり、1時間は彼の中では5分だったようです。この時には驚きました。
夜ご飯は22時を過ぎる?

ホストファザーは家族においしいものを食べさせてあげたい一心でカリフラワー生地のピザであったり、ステーキだったり手の込んだものを作ってくれていました。
豪華な料理を作るのは良いのですが、凝りすぎて18時から作り始めて22時に夜ご飯になることもありました。私の日本の家族ではどんな時でも夜ご飯は7時と決まっていて、必ずその時間にはご飯ができていていたのでいつできるかわからない夜ご飯を待つのはいつも退屈でした。
出来上がる前におなかがすいて他のものを食べているのは日常茶飯事です。
すごいのは10時になろうとほかの家族は文句言わずに待っているのです。

必ず「作ってくれてありがとう」と「おいしいね」は言うよ。
朝ご飯は車の中で

朝も割と時間に余裕をもって出かけているように思いますが、どんなに早く起きても朝ご飯を食べる時間は無くなってしまいます。もちろん作るところまではするのですが、食べる時間はないのです。
さすがに学校に毎日遅刻するわけにはいかないので最後の5分に家を出て、ホストファザーは運転をしながら朝ご飯を食べます。
学校に関しては一番下のホストシスターが遅刻するのがとても嫌いだったのでその子が先導していつも車に皆を乗せていました。
時間に寛容になるためには
時間を自分でつぶせるようになること

自分の予定が狂うのはあまり好きではありませんでしたが、しょうがないと割り切っていつも学校のバックの中には本を入れていました。来ないことを前提にして本を読んだり、宿題をして迎えを待っていました。
車を見逃さないようにずっとぼぉっと立っていることが一番つらいことです。
感謝の気持ちを忘れずに怒らないこと
車社会のアメリカでは迎えに来てくれないと自分ではどこにも行くことができません。送り迎えを嫌な顔をせずにしてくれることを考えると怒りよりも、感謝のほうが自然と大きくなると思います。
もちろんイライラすることはありますが、自分の中でとどめておけると良いと思います。
遅れることを見越して時間を伝える

テストなどで、どうしても間に合わなければいけないときは時間を前倒して伝えましょう。時間に遅れる人ほど待つことには慣れているし、別に何も思っていないことがわかります。
1度ミスコミュニケーションでホストファザーが私のことを学校の前で1時間以上待っていたことがありました。
それはホストマザーとファザーののミスコミュニケーションで、私はホストマザーのほうに既に送ってもらったので、学校から出てくることはありません。
ホストファザーは永遠に待つことになるのですが、30分経ったら眠くなって車の中で寝てしまったといっていました。
そのあと1時間以上たってからホストマザーに連絡して間違えがわかったのですが、怒った様子もなく、良い昼寝ができたといっていました。私は申し訳ない気持ちになったのですが、本当に怒っていなくて自分も見習おうと思った瞬間でした。
田舎は時間がゆっくり
これまでは時間にルーズなアメリカ人の話をしてきましたが、私がアメリカの田舎に留学していたことも関係していると思います。
私は日本では東京に住んでいて分、時間に追われずにゆったりとした生活を送るバーモントの人々にカルチャーショックを覚えました。しかし、公共交通機関の発達している都心部はまた時間の感じ方が異なるような気もしました。
まとめ
今回はアメリカ人の時間事情についてまとめてみました。時間にルーズであるのことは、文化の違いとして受け入れられると良いと思います。
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