楽単が消えた?オンライン授業の5つのメリット・デメリット 現役大学生が分析

2020年の春、緊急事態宣言が出て世の中はコロナウイルスで外出自粛が続く中、ほとんどの大学でオンライン授業が始まりました。

最初は1ヶ月だけの予定だったオンライン授業も気づいたら2ヶ月に伸び、春学期は学校に行くことがありませんでした。

さすがに秋学期は学校に行けると思っていた人も多いと思いますが、結局オンライン授業は続行されて学校に行くことはなくなりそうです。

そのため、今回はオンライン授業のメリットデメリットについて生徒からの視点で書いていきたいと思います。

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オンライン授業メリット

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授業を好きな時に聴ける

授業はリアルタイムで聞くものも一部ありますが、ほとんどはオンデマンドで授業が配信される形になります。

そのため、自分の好きな時間帯に見ることができます。寝る前にみることが可能だし、その日中にみなくても大丈夫なのです。1限の授業に普段寝坊して間に合わない人は遅刻や欠席のリスクが減るのです。

自由な時間が増える

今年になって家で講義を受けれるようになって自分の自由な時間が増えました。去年は昼間のバイトのシフトを入れることは物理的に不可能だったのですが、今年は午前中から働くことができました。

また、学校に行く交通時間や空きコマを待つ時間もなくなり、圧倒的に大学にやる拘束時間が減ったのです。

自分も今まではバイトと学校で忙しい毎日を過ごしていたのですが、自分の時間が増えて資格勉強やブログを書き始めることなど色々なことに挑戦することが可能になりました。

倍速で聴ける

講義はいつもゆっくりとした教授が淡々としたテンポで授業をします。お昼ご飯の後などは、眠くなってしまったり集中していないことが多かったです。しかしオンデマンドの配信になって、2倍速で聴けるようになりました。

その方が集中して聞くこともでき、何より半分の時間で同じ量の情報量が得られることが私にとっては嬉しいことです。

何度も見返せる

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講義動画は学期中はいつでもみられる状態だったので、わからなかったところは前に戻って聞き直していました。

また自分の理解できなかったところはすぐに30秒戻すこともできるし、眠くなったら講義を一時停止して、元気な時に後回しにすることも可能です。

納得がいくまで何度も見直して、復習をすることができるのです。

オンラインのテストは高得点続出

自宅受験はやはり、緊張感が全然違います。友達と受けることは禁止されていますが、実際に一緒に受けている人はいました。また、語学に関しては帰国子女の子と一緒に受けている人も、聴いたことがあります。

私は自宅で受けたのですが、一人で受けても隣に教科書を置いたり、わからないところは講義動画に戻ってテストができます。

暗記項目も結局は自分でまとめノートを作って隣に置いておいておけるし、必要な公式も覚える必要がありません。多くの人はGPAが上がっていたと言っていました。

単位を落とす可能性は対面の授業に対して大きく減ったと思います。

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デメリット

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楽単が消えた

出席を取ることや即レポができないのでその分レポートが増えました。また暗記系の科目はテストが実施できないので、テストがレポートで代用されたのです。

一般教養で政治学を取ったのですが、学期中にA4で4枚のレポートを3回出されました。授業を全て聞いていないとできない内容だったのでかなりの時間がとられて大変でした。

つまり、楽単(楽な単位)と言われていた毎回の出席と数行の感想でSが取れるとされていた授業が消えました。あるいは授業に行かなくてもテストだけ頑張ればそれなりの成績がる授業もなくなったのです。

英語はオンラインだと伸びない

英語もオンデマンドで授業が配信されるだけなので、特に発音練習もなければ、リスニングもありませんでした。そのためライティングだけにフォーカスされすぎていて、英語力が全く伸びませんでした。

先生によってはリアルタイムの授業もあるみたいですが、英語の授業であれば英語に触れる時間があっても良いのではないかと思いました。

実験はやる実感がない

実験もサンプルデータが送られてきて、やってもいない実験の手順を書いて考察をまとめます。そのため何も理解できていないまま言われた通りの手順でやっていくのです。

途中から教授が頭にカメラをつけて動画を見ている人も実験をしている風にしてくれましたが、カメラが酔うし、メモリも画質が悪くて何も見えなかったのを覚えています。

質問も誰にもすることができないし、孤独に実験をしてレポートにまとめる日々が続いていました。

友達ができない

私も自分のクラスの人に直接会ったことがないまま、春学期を終えてしまいました。さらに、リアルタイムの授業も顔出しは任意だったのでクラスメイトの顔も一度も見ませんでした。

一年生にとっては死活問題だと思います。大学のサークルも活動していない、友達も作る機会がないしで大変だと言っていました

2年生以降はある程度自分の友達ができた状態での自粛だったので友達とzoomをしたりすることはできたのですが、地方に住む一年生はサークルに入るのも一苦労だったと聞いています。

大学生活が体験できない

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メリットに自分の自由な時間が増えると書きましたが、友達と授業をきってカフェに行くことや暇な時間に一緒に喋ることができなくなります。思い返すとそういう時間が友達との仲を深めた時間でした。

いくらバイトができると言っても自分の稼いだお金を使う機会ができなければ何もすることができません。大学生活の醍醐味である旅行や飲み会に参加できないのは大学生活がとてもさびしいものになってしまいます。

自粛も最初は楽しかったのですが、1週間もたつとやることのなさと運動不足で機嫌が悪くなってしまいます。

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まとめ

今回はオンライン授業についてまとめてみました。去年は想像もできなかった生活ですが、私はオンライン授業は意外と好きです。

オンライン授業との向き合い方を今後自分で考えながら対面授業が再開できることを待ちたいと思います。

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