留学開始2週間でとっていた半分の授業をドロップアウトした話 授業のキャンセル待ちは高校でも存在する!

私はアメリカに1年間高校留学をしていました。どんな授業を取るかは自分で決めることができますが、自分のレベルとやりたいことに合った授業を選ぶのはとても難しいです。

私は学校が始まる前に、カウンセラーと相談しながら4つの授業を秋学期にとることに決めました。しかしそのうちの2つは合わなくて2週間ほどでドロップアウトして違う授業に変えました。

とても勇気のいる決断でしたが、後悔は全くしていません。今回はなぜドロップアウトしたのかを中心に書いていきたいと思います。

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アメリカの授業はどのように決めるのか

File:Class in IBS (Vilnius University).JPG - Wikimedia Commons

アメリカの授業に必修科目はなく、全て選択制になっているので自分で時間割を作っていきます。しかし卒業に必要な単位数が決まっていたり、授業によって難易度が異なるため、成績などを照合しながらカウンセラーと取る授業を決めていきます。

カウンセラーは1人の生徒に必ず1人つくことになっていて、カウンセラーは全部で4人います。留学生の私にもカウンセラーが1人ついて、ホストマザーとカウンセラーと相談しながら一緒に時間割をくみました。

最初は11年生が一般的に取るとされる英語のWorld literatureと社会のAmerican History、あとは自分で楽しそうだと思ったComputer Science(コーディング)とChemistryをとりました。

授業がキャンセル待ち?

それぞれの授業に定員が決まっているため、人気の授業や人気の先生はすぐに埋まってしまいます。私は皆よりも相談するのが少し遅めだったのでとれる授業が限られていました。1つの授業につき定員は20-30名ほどです。

とくにAPの科目はできる先生が少なくて授業の種類が少ないのに対して、挑戦したい人が多いためキャンセル待ちがほとんどでした。

授業の選び方

それぞれの授業についてどのような内容を学習するのかまとめられた冊子があります。しかしそこに書かれているのは授業内容であって、1つの授業を取るにしても何限の授業を取るかによって先生も授業の雰囲気も変わります。

そのため、知り合いの口コミも聞きながら授業を組んでいくことが大切になります。私も面倒見が良いと評判の先生を選んで授業を取りました。

キャンセル待ちは届くのか

APのキャンセル待ちは待てば10人くらいまで入ることができるともいわれていました。実際に10人以上はドロップアウトしていたように思います。APは大学の単位が取れますがとても難しく、課題も多くなっています。

取るのは主に12年生や11年生ですが、アメリカの大学入試では成績がとても重要になっています。そのためAPで低い成績を取るのであれば取らずにGPAを高く保つ方が有効的です。

そのため、卒業単位を持っている12年生は一応APの科目を受講するのですが、難しすぎると思った瞬間にドロップアウトする人が多いです。

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なぜドロップアウトしたのか

Royalty-Free photo: Woman in Black Shirt Sitting Near Body of Water during  Daytime | PickPik

ドロップアウトした授業

World Literature

これは単純に難しかったからです。英語の授業として取ったのですが、課題図書がギリシャ神話で暗喩や隠喩が多用されていて授業についていけませんでした。最初はホストファザーと一緒に読んでいたのですが、文学用の英語で現代の英語と異なるところも多く、英語の学習の妨げにもなるということでドロップアウトしました。

自分のレベルにあった英語の授業を探して、多読の授業にしました。多読の授業では自分が好きな本を読んでその本について先生と語るというものです。大体1か月に2冊のペースで読んでいきました。

自分の英語のレベルに合わせて本を選ぶことができ、成長とともに難しい本にも挑戦することができるので私には合っていました。

American History

これは正直に言うと将来自分に役に立たないと思ったからです。確かにアメリカに留学してアメリカの歴史を学ぶのは良いことですが、授業は毎日100分あったため、自分の興味のないアメリカの歴史を毎日聞くのはつらいと判断しました。

また、私は理系で日本の受験でも使えるわけではなかったのでやめました。

その代わりにAPStatsを取りました。アメリカでは数学の授業を取るつもりはなかったのですが、統計日本ではなかなか取り上げられない数学の分野で興味があったので受講しました。専門用語などが少し難しかったですが、数字を解析していくのは楽しかったです。

ドロップアウトしそうになってとどまったもの

コンピューターサイエンス

コンピューターサイエンスもドロップアウトしようとしていました。なぜなら20人のクラスに女子が2人だけだったからです。ほとんどが男子の授業に場違いだと感じてたのです。しかし、ホストマザーに相談すると「女子が少ないなんてそんなに素晴らしいことはない、あなたはユニークである」といわれました。

日本人はみんなと同じことに安心感を得ますが、アメリカ人はオンリーワンで大切にします。私にとって考え方を大きく変えてくれる発言で、コンピューターサイエンスは結局通年でとることにしました。

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ドロップアウトは良い選択だったか

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私は良い選択だったと思います。正直2週間すると授業に慣れてくる頃だったのでそこでいきなり新しい環境に一人身を置くことはとても勇気のいることでした。

しかし自分に合った授業を取ることができたので結果的には全く後悔はしていません。最初の1か月だけ大変でしたが、すぐにキャッチアップすることができました。

2週間遅れてのスタートで、授業はずいぶん進んでいました。しかし先生が優しく、最初のうちは授業後に補習をしてくれていました。

まとめ

今回は私の留学中にドロップアウトした話を書いていきました。授業は毎日受けるものなのでレベルや授業内容はとても大切なものになります。

一度選んだものに固執せずに思い切って他の授業にも挑戦してみてください。

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