私はニューヨークの北に位置するバーモント州という田舎に高校生の時に1年間留学していました。バーモント州ではリンゴとメープルシロップが昔からの特産物になっていて、私の町はとても小さかったのですが、リンゴ農園が多く存在していました。
家から5分の所にリンゴ農園があって収穫時期の9月から10月にかけて何度もリンゴ狩りをしました。
今回はアメリカのリンゴについて日本との違いも交えながら紹介していきたいと思います。
リンゴ狩りの仕方

リンゴ園に入ったら3サイズから選んで袋を買う。
⇒ 小さいもの(30個くらい)で20ドル、大きいもの(50個くらい)で30ドル
袋にリンゴを入れてそのまま持って帰ることができます。
1人につき1袋買わなければいけないなどのルールもないため、家族で2袋購入しました。
そのあとはリンゴ園の地図をもらって、地図を見て歩きながら自分の好きな銘柄やおいしそうなものをピッキングしていきます。
種類
・Macintosh
・Gala
・Ginger gold
・Pink lady
・Honey Crispなど
リンゴは食べ放題
リンゴ狩りをしている最中はリンゴの食べ放題
⇒ 味見がてら取ったリンゴを服でよくこすって丸かじりできる
農薬が使われていないので洗わなくても皮ごと食べることができます。
おいしくなかったら道にそのまま捨てることもできますが、なるべく取ったものは全部食べるようにするのがルールです。
リンゴ狩りが終わったらデザートを
リンゴのデザート
・アップルパイ
・ドーナツ
・アップルサイダーなど
そのほかにも種類別になったリンゴがバスケットで売られています。
リンゴ狩りが終わった後にドーナツを食べたのですが、手作りのドーナツは素朴でとてもおいしかったです。
傷んだリンゴはアップルサイダーに
少し傷んでしまったリンゴ
⇒ そのまますりつぶして無添加の100%アップルサイダーに
名前から炭酸が入っていると思っていましたが、炭酸は全く入っていません。
ホットアップルサイダーも冷たいアップルサイダーもどちらも秋のホームパーティーには欠かせないものになっています。
色は少しくすんだ茶色のようで見た目は良くないのですが、濃厚な味わいです。
地元の農家を応援するため
⇒ 少し高くても買って冷蔵庫にストックを作っておく
アップルパイを作るのが王道

秋になると家庭ではリンゴを使ってアップルパイを作ります。
バーモントのアップルパイの特徴
・上も生地で覆う
・中にはリンゴがぎっしり
・生地がサクサク
小さな1切れであってもずっしりと重くて食べ応えがあります。
酪農が盛んな地域で上質なバターをふんだんに使う
⇒ 生地がサクサクになる
上を生地で覆う前にバターの塊を何個も入れることが重要になっています。
りんごパイができたら、バニラアイスクリームをのっけて食べるのが王道です。
金曜日の夜などに家族で映画を見ながらパイを食べるのが日課になっていてとても幸せな時間でした。
カロリー爆弾で罪深いけどおいしい!お祝い事のある時に食べるパイ
アメリカ人にとってパイはケーキのような位置づけ。お祝い事があるときに作る
パイパーティーと言って友達とパイを持ち寄って食べることもありました。
家庭によってもパイの作り方や見た目は全然違います。
その時には、王道のアップルパイと一緒に何かユニークなパイを作ってパイを2つ持っていきます。
パイの種類
・ピスタチオ
・ピーチ
・ラズベリー
・メープルなど
りんごは皮をむかずにかぶりつく
りんごは切ったりすることもなく、食べるときは丸々一個食べます。
日本のリンゴよりも2回りほど小さいです。
皮も薄くて農薬もついていない
⇒ 安心しておいしく食べることができる
周りから攻めていって最後に種とへたの部分を残してそこを捨てます。りんごはランチに持ってきたり、授業中に鉛筆を片手に食べることが多かったくらい日常に密着したものになっています。
お腹がすいたときに気軽に食べられる!リンゴ農園で働いている人

私の町は田舎でしたが、りんご農園は大きいので毎年収穫の時期になると農園にはアフリカからの期間限定の労働者が来ていました。
リンゴ農園は一年中仕事があるわけではなく9月から11月にかけてだけ収穫やリンゴ狩りに開放されます。その時期に人手が足りなくなるのでアフリカの若い男の人が働きにくるのです。
まとめ
今回はアメリカのリンゴについてまとめてみました。アメリカのリンゴは日本のものよりも種類が多く、みずみずしかったです。
もちろんFUJIなどの日本の種類のリンゴを見ることもありました。
アメリカに行ったらぜひリンゴの丸かじり、そしてリンゴ狩りをを体験してみてください。
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