【高校留学】ど田舎での1年間の留学生活の様子を紹介 想像してたアメリカとは違った

私の生まれは神奈川県で、県外に引っ越すこともなく高校生まで過ごしていました。中学と高校は都内の学校に通い、田舎とは無縁の生活を送っていました。

私の留学先はバーモント州という田舎の上、州都からも1時間半ほどかかるとても小さな村でした。今回は田舎での留学生活について紹介していきます。

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私の留学先バーモント州はどんなところ?

File:Map of USA VT.svg - Wikimedia Commons

バーモント州ってどこだろう。

バーモントカレーなら聞いたことあるよ

バーモント州といってもピンとこない人の方が多いと思います。バーモント州は南にニューヨーク州、北にカナダのモントリオールに接した東海岸にある州になります。

私の最初のホストファミリーが住んでいたのはバーモント州のWeybridgeという人口400人程のとても小さな村でした。草原と森、農地の中に家がぽつぽつある感じなので同じ町に住んでいても、人の家に行くのには30分かかります。

ご近所さんの定義は5kmくらいだったことからも、どれだけ家がなかったかが分かります。

かわりに馬小屋や牛の小屋が多く存在します。常にスカンクのにおいや牛の何とも言えないにおいがします。車の窓を開けるときは鼻で息をしないのが鉄則です。

空気はとても綺麗です。夜になるとプラネタリウムのように多くの星が大きな空に広がり、とても感動しました。

ハイキングが気軽に楽しめるのもバーモント州の魅力です。週末は家族でいろいろな山にドライブしたり、ハイキングをしに行っていました。

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高校の様子

School consolidation: how did we get here? – The Middlebury Campus
私の通っていた高校

高校は7つの町から生徒が集まるため、4学年で400人程いました。しかし小学校は町ごとなので、Weybridge小学校には各学年数名ほどの子供しかいませんでした。

田舎の良いところは敷地が広いことです。高校にはホッケー場2つにアメフト場3面、その他に男女のサッカー場に野球場などすべてがそろっていました。自然の芝で毎日整備されていました。

学年を超えて仲が良いというところも特徴の1つです。授業に年齢制限がないことや、スポーツチームは4学年で練習することも関係していると思います。

親同士もバーモント出身で、昔からの知り合いであることが多いです。大体の人は、バーモントで生まれ、大学で違う州に行くものの、結婚して戻ってくることが多かったです。それだけバーモントに愛のある人が多かったです

実際に、第一ホストファミリーの父と母、第二ホストファミリーの母親は皆、私が通っていた高校出身でした。

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田舎で暮らす日々の様子

バーモントの人たちは急ぐことはありません。毎日自然と家族や動物とともにゆったりとした時間を過ごします。

第1ホストファミリーには猫1匹、犬1匹、鶏30羽。第2ホストファミリーには猫2匹、犬1匹、鶏20羽と共に暮らしていました。

どの家に遊びに行っても犬や猫は必ずいます。動物を可愛がるあたたかい家庭が多かったです。

週末になると、トラクターや草刈り機を持ち出して、広大な庭の草刈りをしたり、庭を本格的に耕して、花や野菜を植えたりしました。

子供の予定は送り迎えが必要なので1人の予定は家族の予定でもありました。どちらのホストファミリーも、毎日夜ご飯はみんなで食べて、月曜日には一週間の予定を皆で確認します。

Vermonterってどういう意味?

HD wallpaper: vermont, new england, america, sky, clouds, barn ...

大人になって、皆バーモントに戻る気持ちもわかります。Vermonterという言葉があるくらい皆バーモント州に愛着を持っています。

Vermonter定義
・マイナス20度の中を半袖で過ごせるくらい寒さに強いこと
・自然災害に打ち勝つ強靭さを持つこと

冬の寒さは、寒いというよりは痛いといった感じです。突き刺すような寒さで外に出るのが辛かったです。

高校では、冬でも半袖の人は多かったです。私は高校の暖房が寒かったのでジャンバーを着ることもよくありました。

田舎の交通網は?

電車はありません。バスも市内の中心を巡回しているものだけです。そのため、家に1番近いバス停まで行くのにも車でないとたどり着けないのです。

もちろん徒歩でお店まで行くことも不可能でした。そのためバーモント州に住んでいる人は、1家に2台以上は車を保有していたと思います。

高校2年生から免許を取れるため、高校にみんな車で来ていました。高校の駐車場に車が並ぶ日本では考えられない光景です。

私は留学生で、運転を禁じられていたため、何かしたくても送り向かいを頼まなければいけないのがとても申し訳なかったです。

しかし、負い目を感じずに送り迎えをしっかりと頼むのも必要です。留学生が自分のしたいことを我慢するのがホストファミリーにとって一番悲しいことです。しっかりと感謝すれば喜んで送ってくれるのでしっかりと伝えましょう。

まとめ

日本の田舎に住んだことがなかったので最初は、田舎暮らしに戸惑いました。しかし、いつも戻りたくなるような温かさは田舎特有のものであると感じました。

田舎暮らしを経て、普段当たり前のように乗っている電車やバスの大切さがよくわかりました。

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