アメリカの女子高校生はダイエットのためにベジタリアンになるの? アメリカの食事情をまとめてみた

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ベジタリアンは日本ではあまり馴染みのないものになっていますが、海外では珍しくないことです。私の留学先のホストシスターもベジタリアンで、高校でも女子では10人に1人はベジタリアンでした。

レストランに行ってもベジタリアンメニューが充実していて、とても生活に密着したものであることがわかります。今回はベジタリアンについて紹介していきたいと思います。

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なぜベジタリアンになるのか

ベジタリアンになる理由は主に3つあります。宗教的な理由と、動物を愛護して動物を殺したり苦しめることへの反抗する気持ち、3つ目は健康面への配慮で、野菜を多く食べて健康的な食生活を送るためです。

アメリカの留学中、家族がベジタリアンのために生まれてから肉を食べたことのない友達もいました。しかし、多くの友達は健康面の配慮や周りの人に影響されて自主的にベジタリアンになることが多かったです。

私のホストシスターもアニマルライツと、健康のために中学1年生の時にベジタリアンになりました。アメリカの女子はダイエットのために友達と一緒にベジタリアンになることが多いです。

大人になって彼氏ができて「彼氏とおいしいものをシェアしたい」「彼氏を困らせたくない」との理由でベジタリアンをやめる人もいます。つまりベジタリアンの拘束力はそこまで強いわけではないことがわかります。

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レストランのベジタリアンへの対応

Cooking vegetable salad with fresh vegetables. Women's han… | Flickr

ベジタリアンレストランはアメリカでとても人気です。健康ブームによって町のいたるところにベジタリアン専門店があります。

普通のアメリカのレストランであっても必ずベジタリアンメニューが存在します。メニューも豊富で肉を豆に置き換えたハンバーガーやラザニアのひき肉をおからに置き換えたものなど、お店の提供する普通のメニューにオプショナルでベジタリアンのメニューへの変更を可能とすることが多かったです。

肉を調理した同じフライパンで調理することや、スプーンを使うことを許されていないため、完成した食事から肉を抜くことだけでは食べることができません

時には普通のメニューよりもベジタリアンメニューのほうが魅力的に感じることもあったのと、日本ではあまり見られない料理が多かったので、私はベジタリアンメニューに積極的に挑戦していました。値段も同じくらいになっています。

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ベジタリアンを考慮した生活

私は学校のスポーツチームに所属していました。部活ではチームでコーチの家に集まってご飯を持ち寄ってミーティングをすることがあります。そこには、2種類のグラタンが用意されていました。1種類は普通のグラタンで、もう1種類は、ベジタリアン用のグラタンで肉がはいっていません。

このように人を家に呼ぶときは、必ずベジタリアン用の食事を用意しておかないと、何も食べれない人が出てきてしまいます。私の家もキャンプファイヤーを地域の人を呼んで行うことがあったのですが、必ずベジタリアン用の食事も充実させていました。

ベジタリアンの人を尊重することは、アメリカでは当たり前のことなので渡米する前に文化の違いとして知っておくべきことだと思います。

ベジタリアンのメリットとデメリット

HD wallpaper: vegetable salad, food and drink, ready-to-eat, freshness,  healthy eating | Wallpaper Flare

ベジタリアンは健康と言われていますが、肉を食べないのは果たして本当に健康と言えるのか、メリットとデメリットを調べてみました。特に運動している人や成長期の学生には悪影響もあるので目を通してみてください。

メリット

消化が良くなる

動物性たんぱく質は消化に時間がかかります。それに比べて野菜は内臓への負担も軽くなり、便秘が改善されるといわれています。疲れにくくなり、イライラすることも減ると思います。

生活習慣病がへる

ベジタリアンは、普通の人に比べて、がんや心臓病などの発症リスクが低いといわれています。肉を調理するときは油をたくさん使うのでハイカロリーになって肥満になりやすいです。糖尿病や生活習慣病になるリスクが減ります。

デメリット

栄養が偏ってしまう

肉からとれる栄養素はたくさんあります。逆に言うと肉からしかとれない栄養素もあります。私のホストシスターは積極的に野菜だけでは補えない栄養素をサプリや錠剤で補っていました。肉はエネルギー源でもあるのでスポーツをしている人などにはお勧めできません。筋力が減ってしまう原因にもなります。

骨密度の低下

ベジタリアンの人はカルシウムも不足しがちです。骨粗鬆症になってしまっては将来骨が折れやすくなってしまったり、骨密度が下がってしまう原因につながります。

人付き合いが悪くなる

ベジタリアンの中には、人といるときだけベジタリアンではないという人もいました。ホストシスターも、サンクスギビングの日などの行事の日は肉を食べるようにしていました。作っている人や一緒に食べる人に迷惑をかけたくないという気持ちが大きいのでしょう。

ベジタリアン料理

アメリカで食べたベジタリアンの料理を少し紹介します。

大豆のたくさん入ったカレー

Tjena Kitchen Chili Con Carne Rice - Free photo on Pixabay

もともと8割程度の人がベジタリアンであるインドでは肉の入っていないカレーのほうが一般的と言えるでしょう。日本では、レトルトのルーを入れて簡単に作れるイメージですが、アメリカでは多くのスパイスを入れて作っていくため、日本のカレーよりも味が複雑になっています。

アメリカではコメを食べる習慣がないため、ナンと一緒に様々な味のカレーを食べていました。家で作ることはなく、いつもテイクアウトを頼んでいました。

マッシュルームのステーキ

File:Baked Mushroom Stroganoff Spud with Squash (3612329429).jpg -  Wikimedia Commons

これは肉と見せかけるものです。これはレストランで頼んだのですが、本当にステーキのように感じました。

直径10センチはある巨大な茶色のマッシュルームが噂のポートベロマッシュルームです。このポートベロマッシュルームはハンバーガーの肉代わりやパスタの具にもなるのでとても汎用性が高く、アメリカで見ました。

癖が強いマッシュルームというわけでもないのでぜひ食べてみてください。

大豆とおからハンバーグ

File:Bunless Black Bean Burger (45653618851).jpg - 维基百科,自由的百科全书

ハンバーグもおからと大豆で作ることができます。日本のハンバーグは玉ねぎや卵を入れてふんわりとした分厚いハンバーグを作りますが、アメリカのハンバーグはミンチの肉をつぶして焼いたものになります。固めのハンバーグをアボガドやサワークリームと食べるのですが、ベジタリアン用はおからと豆腐で作っていきます。

肉が苦手な人はぜひ試してみてください。カロリーも低く、日本でもダイエット食品になっているので食べ応えあるハンバーガーですが、肉、魚、卵、乳製品など動物性は不使用。白砂糖、化学調味料など添加物も一切使っていません。

健康に気を使っている人はぜひ試してみてください。

まとめ

今回はベジタリアンについてまとめてみました。日本でも作れるレシピが多くクックパットに乗っているので、ぜひ検索してみてください。

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