アメリカのローカル紙は高校の学区ごとに存在する? 地元の暮らしに密着した新聞社の実態とは

今回はアメリカの新聞事情について紹介していきたいと思います。日本とは全然違って興味深いのでぜひ読んでみてください。

私の第2ホストファミリーは町の小さな新聞社で毎日働いていました。ホストファザーは記者と編集者、ホストマザーは事務仕事と編集を行っていました。

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アメリカの全国紙は有名ではない?

新聞には全国紙と地方紙があります。日本でいうと全国紙を取ることが一般的だと思います。ほとんどの家庭で読売新聞、朝日新聞、産経新聞、毎日新聞などの全国共通の新聞を定期購読しています。全国紙の中に地域ごとの面が数面含まれて構成されています。

アメリカにもニューヨークタイムズやワシントンホストのような世界的に有名な全国紙は存在します。しかし、ふたを開けるとアメリカで全国紙を実際に購読しているのは都市の人に限られているのが現状です

実際に地域の人は地元の新聞を購読しているだけであり、スーパーなどに全国紙が売られているのを見たことがありません。ホストマザーは「アメリカの全土のニュースはテレビやネットの記事で十分であり、購読する必要がない」といっていました。

アメリカのように国土が大きいと地元に特化した情報のほうが読んでいて親近感もわくしためになるのです。

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地元の新聞社の様子は

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新聞社自体はとても小さかったです。働いている人が15人程で記者から編集まですべて行っていきます。会社は2階建てでこじんまりとした建物でした。

学校が終わったらそこへ行って両親の仕事が終わるまで空いた机で宿題をしていました。ペットを連れて一緒に出勤する人も多く、服装も自由で皆それぞれの恰好をしていました。

1階と2階の間にはテーブルが合ってそこには手作りのデザートが置いてあります。週に1度は誰かがお昼を作る当番になってみんなで昼食をとるくらい職場は和気あいあいとしたアットホームな場所でした。

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地元の新聞の内容は

アメリカの地元紙は数が多いのが有名です。私の留学先も田舎でしたが、隣の町に行くと違う地元紙が発行されていました。大体、1つの高校の学区について1つの地元紙が存在したように思えます。

学生についての記事が多い

読者を増やすためには子供の親をターゲットにするのが手っ取り早いといっていました。そのため新聞は学生に関する記事が特に多かったように感じます。私も知っている人が載っていると自然と読みたくなって毎日楽しみにしていました。食卓では新聞に載っていた子がどんな子なのか話題にのぼることも多かったです。

毎月選ばれて紹介される生徒

毎月、高校の12年生から1人ピックアップされて新聞に紹介されます。勉強やスポーツにおいて秀でている人、またはよい人間性を持っている人が選ばれるので高校生はそこの欄に載ることが目標になっています。

コラムにはその人の家族構成やどこの大学にアプライするのか、高校時代に頑張っていること、先生からみた生徒の性格など細かいところまで記されていて、記事は学校にも廊下に張り出されるため、全校生徒が見れるようになっています。

スポーツチームは選手紹介から

シーズン始まりは高校の1つの部活について1面ずつ、チームの写真や選手紹介、注目の選手などが事細かに紹介されます。

毎週2回ずつくらい試合があるのですが、それらの試合結果も新聞に掲載されます。つまり町の新聞屋の中には、スポーツ担当の人がいて試合があればカメラと一緒に試合を見に来てくれるのです。

高校の部活の試合に新聞記者が見に来てくれるのはとても嬉しかったです。またインタビューされることもあって盛り上がります。私も何度かスポーツ面で自分の名前が載って嬉しかったのを覚えています。

子供が記事を書くことも

留学中フロリダの銃乱射事件がおき、その時には高校生が立ち上がって町を上げてデモ行進をしました。高校の先生は法律上デモに参加することが禁止されているので生徒主体で、学校と町の橋の上でデモをしました。

その時に編集者と記者をしたいと名乗りをあげたのが私のホストシスターたちです。当日は大雪の中、メモ帳を持って、いろいろな人にインタビューしていました。そしてその経緯やインタビューをまとめて記事を作り上げたのです。結局その記事は新聞の一面に記載されていました。インターンも積極的に受け入れていて、柔軟性のある会社でした。

給料は高くない生活

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アメリカの新聞はとても安いです。一部の料金は約1ドル程度です。そのため両親で共働きだったのですが、生活は決して余裕のあるものではありませんでした。

家族で映画行こうとなっても口座のお金を確認してお金が残っていることを確認しないといけなかったり、給料日の直前には食料が買えなくなったりしていました。

しかし、新聞の記事を書くことにやりがいや楽しさを感じているのをみて、仕事はお金ではないことに気が付かせてくれました。

町の人が投稿できる記事も豊富

地元の新聞紙のため、一般の人が投稿できるコーナーもあります。自分のペットをしてもよいし最近会ったことをコラムにしても良いのです。つまり、自分のことが載ることもあって生活に密着しているのが町の新聞社です。

私の日本で住んでいるところは、同じ市内でも100万人以上の人がいます。そのため地元紙と言ってもほとんど関係のないことなので朝日新聞をとっています。それに比べて、アメリカでは、地元の新聞をとっている人が多かったです。地元に根付いた新聞社は愛されているように感じます。

新聞社は危機?

今はオンラインで新聞もみれるようになったので、新聞の需要は減っています。日本の新聞も20年で1300万部以上発行部数が減っているといいます。しかし、地元紙はオンラインでは見られない情報が多いため、生き残りやすいと思います。

日本でも地元に特化した新聞が出されれば子供から大人まで興味を持ちやすいのではないかと思います。

まとめ

アメリカの新聞社は地元の人の暮らしに密着していることがわかります。知っている人がたくさん掲載されている新聞は読んでいてとても楽しかったです。

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